ハロウィンは1週間以上前に終わっているのだけれど、今日も引き続きハロウィン関連の記事です。
日本でも定着してきたハロウィンの行事。
(日本では大人まで仮装してパレードするなど、子どものトリック・オア・トリートがメインのアメリカとちょっと違うけれど…)
クリスマスと同じで、ハロウィンもキリスト教の祭日なんだろうなぁ…と、漠然と知っている人も多いと思う。
ところが、ハロウィンはAll Saints' Day又はAll Hallows' Day(万聖節、11月1日)のイブ(前夜)ということを知っている人は少ないのではないかと思う。
元々はハロウィン(All Hallows' Eveningの短縮形)は万聖節の前の日の日没から深夜までの時間帯で、それに続く11月1日の万聖節と11月2日の万霊節を合わせてAllhallowtide(万聖節の季節)と呼ばれていて、信者は万聖節と万霊節にはミサ(礼拝)に行くことになっている。
万聖節はカトリック教会の祭日で、プロテスタントの多いアメリカではあまり知られていない。
今年のハロウィンの前日に我が家でパーティーをした時に、ハロウィンの日はいつなのかという話がでて、アメリカ人4人のうちハロウィンが万聖節のイブだということを知っていたのは1人だけだった。
カトリック教徒の多いメキシコでは、万聖節と万霊節の日(11月1日と2日)は死者の日(Día de Muertos:亡くなった家族や友人にお供え物をする、日本のお盆に似た感じ。花の絵でデコレーションされた頭蓋骨の飾りをかざったり、マリーゴールドをかざったり、結構明るい)のお祝いをする習慣がある。
不法、合法を含めてメキシコからの移民の多いアメリカでも、死者の日をお祝いするメキシコ系人が多く、ハロウィングッズと一緒に死者の日のグッズも売られている。
メキシコでは元々ハロウィンを祝う習慣がなく、20年くらい前まではアメリカとの国境付近で(子供が国境越えをしてアメリカに行って)トリック・オア・トリートしてくるくらいだったけれど、今ではメキシコでもハロウィンにトリック・オア・トリートに行くようになったらしい。
アメリカの南部でもカトリック教徒が多いので、万聖節と万霊節の日と重ならないように、アメリカの大統領の選挙(一般選挙)の日は、万聖節の後の最初の月曜日の翌日(の火曜日)に決められている。(今年は11月8日)
この記事がUPされる(アメリカとは時差があるため)翌日が大統領選の一般選挙。
前代未聞の政策そっちのけのスキャンダル&ネガティブ・キャンペーンになっているけれど、どうなることやら…
当家では、ハロウィンでくりぬくカボチャは、早くくりぬくと、すぐ腐ってしまうので、1週間前まではシール貼りで、1週間前にくりぬき。
返信削除そちらではもっと早くからくりぬいてるイメージがありますが、どんな感じ?防腐剤とか使う?
投稿: kay | 2016年11月 9日 (水) 12時18分
>kayさん
削除訪問&コメントありがとうございます。
うちでもジャック・オ・ランタンは前日や当日にしか作りません。
早めに作っている人も多分防腐剤は使っていないと思います。
気候が涼しいので、涼しい所に置いておいたら彫った後でも1週間くらい持つみたいですよ~
投稿: yuuki | 2016年11月11日 (金) 10時28分
ハロウィンは万聖節前夜だという事は知っていましたが、カトリックの風習だとは知りませんでした。
返信削除万聖節の死者の日ってお盆みたいなものなんですね。
勉強になりました。
ウチの次男の半分ドクロの仮装は死者の日らしかった…って事ですね(*^∇^*)v
大統領選は日本では「まさかの結果」だというのがメディアの大方の反応です。
日米安全保障制度がどうなるのか…、TPP問題はどうなるのか…といった論点で専門家の予想が錯綜してますよ。
投稿: 梓 | 2016年11月10日 (木) 02時41分
>梓さん
削除訪問&コメントどうもありがとう。
死者の日はメキシコだけの習慣らしいです。
他のカトリックの国では、ミサにいくくらいらしいです。
大統領選は世界中がパニックになっちゃいましたよね。
民主党の候補がヒラリーだったから勝てた感じがします。
あれだけマスコミ受けが悪い大統領って…まるでどこかの国の総理大臣みたいです。
投稿: yuuki | 2016年11月11日 (金) 10時28分