2024年6月27日木曜日

3度目の転職 その4 怒涛の2Weeks Noticeその1


 今回の記事で『3度目の転職』シリーズを終わりに出来たらと思っています。

 前回の記事で、採用通知を受け取ってから指定の初出勤日まで12日しかなく、2ウィークス・ノーティスを終えられない事が判明

 新しい会社とその時点で働いていた会社(以降『前会社』と書きます)は同系の業者同士、しかもどちらも日本に親会社のある会社で、この先新しい会社と前会社で取引する機会もあるかもしれないので、波風立てずに穏便に辞めたいとは考えていました。

 2ウィークス・ノーティスを終えられないと判って直ぐに人材会社のXさんにメールで、指定された日には出勤出来ない事と理由を書いたら、Xさんが新しい会社と交渉してくれて14日から初出社に変更になりました

 初出社がずれたことで雇用契約書も書き換えとなり、30日にメールで書き換えた雇用契約書が送られて来たので、その雇用契約書にサインして、必要事項を記入したその他の書類と共にメールに添付してXさんに送り返しました

 書類をメールで返送した後、ネットで拾った2Weeks Notice letterの例文を参考に、6月13日(木)を最後に辞めることを明記したResignation letter(辞職届)をメールでHR(人事)と件のパワハラ上司に送ったのは日付が変わって5月31日(金)でした

 31日の朝に、HRから「5月31日午前〇時に辞職届を受け付けたので、当社の規定で退職の日は6月14日(金)になります。」と、返事がきました。
 夫が6月14日(金)は辞職届を出してから15日目で2ウィークス・ノーティスの期間は過ぎている筈だとHRに質問したら、「当社の規定では、提出から14日間でなくて、満2週間が引継ぎ期間になっていて、辞職届を提出した週の残りの日数は2ウィークス・ノーティスの数に入らない」と、回答が来たそうです。
 例えば、火曜日に辞職届を提出したら、退職日は辞職届提出の18日後の金曜日になるという仕組みらしいです。
 とにかく、何曜日に辞職届を出しても退職日は翌々週の金曜日になるとの事でした。

 ( ´°д°`)エー?ナンジャソリャ~?

 2ウィークス・ノーティスを完了しないと、有給の払い戻しが受けられなくなるため、たった1日短かっただけで、前年からの持ち越し分も含めて溜まりまくっている有給6000ドル(90万円)分がパアになるのは何としても避けたかったので、2ウィークス・ノーティスの期間を短くできないかHRに訊いたら、「あなたの(直属の)上司が了解しているなら引継ぎ期間を短くできる」との事だったので、意を決して件のパワハラ上司にお伺いを立てることにしました。

 件の上司は元々夫を辞めさせたがっていた事もあってか、例の会社の引継ぎ期間の規定は知らせずに、最終日は木曜日にしたい事を伝えたら、あっさり了解が得られたので、HRに戻って上司が了解したことを伝えたら、6月13日の木曜日に退職日が決定しました

 ( ̄ー ̄)bグッ!

 第一関門クリア

 退職日が決まって、件の上司が6月13日にが辞めることを同僚や関連部署の人に発表すると、発表の場にいた人の動揺が起こったようです
 なぜなら、22年の秋に同僚のTさんが辞めて以来事実上の部署は一人で回している状態だったからです。

 一人で仕事を回すために、は物品の管理を行う独自のシステム(プログラム)を構築して、手作業でやったら1か月くらいかかる作業や確認を一瞬で行えるようにしていました
 そのプログラムは時々小さなバグが出る事もあって、改良を重ねているところでしたが、概ね問題なく使えて大幅な作業時間の短縮が出来ていたようです。
 件の上司にもそのプログラムを見せたのですが、自分の思うとおりに仕事を勧めたい件の上司は夫の作ったプログラムが気に入らず、「お前の作ったプログラムは使わない」と、明言していて、新人が入って来ても頑なにそのプログラムを使わせませんでした

 後釜同僚のRさんも、の作ったプログラムの使い方を知らなかったし、入社して半年のRさん一人ではが一人でこなしていた仕事の量を回す事が出来ないと悟った件の上司は、今度は夫に「辞めるまでにRさんに(夫の構築したプログラムの)使い方を教えろ」だの、「使い方のマニュアルを書いておけ」だの、2週間では到底終える事の出来ない無理難題を押し付けてきました

 の作ったプログラムを散々けなして見向きもしなかったのに、今更使い方を教えろなんて…と言う感じです。
もっと前からそのプログラムを採用してくれていたら、退職間際になってにもRさんにも過度な負担をかける事もなかっただろうに…

 によるとプログラムの使い方はそこまで難しくはないらしいのですが、定期的なアップデートやメンテナンスやバグや例外が出た場合は調整が必要で、プロのSEでも他人の作ったプログラムは解析に時間がかかったりしてメンテや調整が面倒かも…と、言う事でした。
(RさんはSEではないので、使うことは出来てもメンテやアップデートは無理だろうと言う事でした。つまりは、が退職して暫くは使えていても、メンテナンス等ができないと、いずれは使えなくなるだろうとの事。)

 の独自プログラムの使い方を教える&マニュアル作成の他にも、当時夫が担当してほぼ終わりかかっていた案件を完了させるために、下請け業者にと件の上司で出向いて、が2ウィークス・ノーティスに入ったので納期を早められないか?と、交渉に行ったら、その下請け企業に「常にバックアップできるような体制を取っていなかった、そちらのマネージメントの問題でしょ」と、件の上司のマネージメントのまずさを指摘され、「納期を短縮するには3000ドルの追加料金が必要」と、言われたそうです。

 又もや問題発生!
 果たして2ウィークス・ノーティスの期間内に、担当していた案件を終えては予定通り退職日に無事に辞めることが出来るのか?

 今回の記事で『3度目の転職』シリーズを終えるつもりだったのですが、長くなったので『怒涛の2Weeks Notice』は次回に続きます…

3 件のコメント:

  1. ニコッとタウンから転載

    ねこまろ
    2024/06/28 00:03
    夫さんファイトー! (/・ω・)/

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  2. ハングオン2025年6月18日 12:38

    ニコッとタウンから転載
    ハングオン
    2024/06/28 18:24
    あはっ
    読みましたョ。
    だいぶ 大変だったみたいですね?

    まぁ 上司は その人がやってきた事は判らないでしょうし、
     穴を埋めるのは 大変でしょうからね。

    昔 養老孟子の「バカの壁」といぅ 本を思い出しました。

    人それぞれの能力の ムリなモノはムリですからね。

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  3. ニコッとタウンから転載

    yuuki
    2024/07/08 23:02
    >ねこまろさん
     励ましのコメントありがとうございます~
    お返事が遅くなってごめんなさい。
     お陰様で無事新しい職場での仕事を頑張っています。
    転職したばかりですが、出張が多いです。
     


    >ハングオンさん
     ありがとうございます。
    お陰様で現在は新しい職場で働いています。
    『バカの壁』面白そうですね。
    こっちの図書館にはなさそうなので、ネットでリビューを読んで面白そうなら、今度日本に帰国した時に買おうかな…

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