去年の冬至の日に追突されて壊れた我が家の車のバンパー
壊れた個所は右後ろのプラスティク製のバンパーが破損、後ろの金属性のバンパーの右側が歪んでしまっていた。
私たちの掛けている保険が、車両保険に加入していなかったため、保険屋が事故の原因になった車の持主の掛けていた保険屋に連絡を取ってくれなかったうえに、クリスマスの時期で手続きをしようにも事務所などが閉まっていて修理ができていなかった。
(←夫がタイラップを使って応急処置で直したバンパー)
年明けに、少し遠くまでドライブするために、夫が割れたバンパーをタイラップ(結束バンド)でとめて、応急処置はしたので、見た目も遠目から見ただけでは破損がわかりにくかったし、(高速でも)走行には問題はなかったため、保険屋の手続きが伸び伸びになっていた。
(↑結束バンドで補修したバンパー。裏から見たところ。)
見た目や走行には問題ないものの、応急処置をしたバンパーは、本来のバンパーの役目を果たさない(次に追突されたらボディを守る強度はない)ので、ちゃんと修理しなくてはと思っていたのだけれど、保険の請求の手続きがよくわからない。
1月の下旬に、(良く食事会を一緒にする)Cさんに相談したら、
「(高校卒業後から数年前までずっと、保険会社で働いた経験があるので、)簡単なので手伝ってあげる」
と、手続きを手伝ってくれた。
(←新しいバンパー)
手伝うというよりは、Cさんが主体で動いてくれて、私がやったことといえば、ポリスレポート(事故証明)のお金を払ったことと、書類の本人のサインの必要なところに署名しただけ。
①事故の時に貰ったレシートを提示して、事故証明を発行してもらう。
(私はどこに事故証明を取りに行けばいいのかわからなかったので、Cさんがいなかったらどうなっていたことか…)
②相手の保険会社と請求先を調べる。
(Cさんは、ポリスレポートに書いてある保険会社の名前から電話番号を探して、電話をかけて担当者をきいていた。)
③書類を揃える。
今回必要だったのは、ポリスレポート、自分の保険の証書(車体保険に未加入である事を証明するため)、修理見積り書類(自動車整備店で見積もってもらう)、相手の保険会社に費用を請求する手紙、でした。
④書類を郵送する。
請求の手紙にサインをして、集めた書類全部をコピーをとった後、郵送する。
提出しなければならない書類を指示したり、請求の手紙の作成はCさんが全てやってくれて、あっという間に請求の手紙の郵送は終わった。
(私がやっていたら相手の保険屋に電話をかけて必要な情報を聞くだけでも、何週間もかかってしまったでしょう。)
(←左:応急処置したバンパー
右:新しいバンパー)
請求の手紙を出してから、2週間くらいして、相手の保険会社から、小切手が届いた。
小切手の額は500ドル+事故証明を取るときにかかった金額で、整備店の見積もりよりも100ドル少し低かった。
破損したプラスティック製のバンパーはいいとして、金属製のバンパーは去年の夏に、トレーラーのブレーキランプ類のための電気ケーブルを繋ぐソケットをDIYで改造して取りつけたばっかり。
純正のバンパーにはソケットはついていないので、整備店に修理に出すと折角の改造が無駄になってしまう。
整備店に出すと自腹で100ドルちょっと負担しなければならない上に、配電用のソケットがなくなってしまうので、夫がDIYで直すことにした。
(↑修理のためにバンパーを外したところ)
まず、1.破損したプラスティック製のバンパーをネットで注文。
注文したバンパーが届くまでの間に、2.金属製のバンパーを外して歪んだ部分のペンキをはがして、凹んだ部分を補修。
(大きな凹みはゴムのハンマーで打ち出し、表面を整えるためにパテで形を成形。)
(←外したバンパー)
3.凹みを直したバンパーを塗装。
最初にプライマー(下地)を塗った後に、乾かして軽くサンドペーパーがけをした後、1回目のペンキを塗る。
必要ならサンドペーパーをかけて、最後に仕上げ塗り(2回目)のペンキを塗る。
(今回はプライマーとペンキはスプレー缶を使った。)
(←塗装の様子)
4.塗装が終わって乾かした後、ナンバープレートや電気コード用のソケットなどを取りつけて、プラスティック製のバンパーと一緒に車に取りつける。
プラスティック製のバンパーは40ドルくらい、後はプライマーとペンキのスプレー缶の値段で修理ができてしまった。
DIYをしたおかげで、修理費が浮いたので、保険屋から受け取ったお金のうち50ドルはCさんに手数料として払った。
(Cさんは受け取り拒否をしていたけれど、「後でそのお金でご飯を奢って~」と、言ったら受け取ってくれて、私とハンバーガーショップ巡りをすることになった。)
(↓修理の終わったバンパー)
アメリカで生きていくということは、自分で何とかしないといけないことが多い。日本のぬるさがよくわかりますね。
返信削除投稿: 正体不明 | 2016年6月 8日 (水) 08時14分
>正体不明さん
削除訪問&コメントありがとうございます。
日本は車体保険をかけていなくても、手続きくらいはサービスでやってくれるのかもしれませんが、こっちは「契約にないから」でおしまいです。
日本は本当にいい国です。
投稿: yuuki | 2016年6月10日 (金) 23時09分
持つべきは良き友ですね^^
返信削除それにしても色々DIYで
何とかなっちゃうところがスゴイ☆
投稿: Lino | 2016年6月 8日 (水) 08時33分
>Linoさん
削除訪問&コメントありがとう~
本当にCさんが手伝ってくれて助かりました。
彼女は医療保険関係で働いていたので、自動車保険は別だと思っていましたが、どうやらこちらの保険会社は保険全般を扱っているみたいです。
投稿: yuuki | 2016年6月10日 (金) 23時09分
凄い!
返信削除何とも器用な事
良い腕してますねぇ
海外生活は何かと逞しくなるんですね
投稿: ねね! | 2016年6月 8日 (水) 09時42分
>ねね!さん
削除訪問&コメントどうもありがとう~
アメリカ人でもお金払って代行してもらう人はたくさんいますよ~
我が家はお金を使いたくないのでDIYでやっているだけで、駐在の方とかほとんどは業者任せです。
投稿: yuuki | 2016年6月10日 (金) 23時09分
器用なのはいいことですが
返信削除日本じゃ、休日でも何でも保険屋さんは飛んできますけれど・・・
投稿: ミッサリー | 2016年6月 8日 (水) 12時27分
>ミッサリーさん
削除訪問&コメントありがとうございます。
日本人って働き者ですよね。
こっちは、休日はまず動かないです。
あと、安い保険だと、金は出すけれと交渉は自分で…というところが多くてサービス悪いです。
日本のようなサービスを受けようと思ったら、最低でも年間20万円くらいの掛け金になります。
投稿: yuuki | 2016年6月10日 (金) 23時09分
まあ、なんというかf^^;
返信削除怪獣君のために渡米したのがそもそもだった思うのですが、
しっかりアメリカ人になってますね。
今までいろいろあったことでしょう。
これからもいろいろあるんでしょう。
『喜びも悲しみも幾歳月』に、少し重なって見えました。
ロケットボーイズもいいのですが、
『はじまりのうた』(Begin Again)
は絶対お勧めですv・・
投稿: ベラカバンバ | 2016年6月 9日 (木) 09時32分
>ベラカバンバさん
削除訪問&コメント&映画の紹介ありがとうございます。
灯台は好きだけれど、我が家は『喜びも悲しみも幾歳月』ほど、波乱万丈ではないです。
Begin Again探してみます。
図書館で見つかるといいなぁ…
投稿: yuuki | 2016年6月10日 (金) 23時09分
車じゃありませんが、火事にあった牛舎(保険なし)と雪でつぶれた車庫(保険あり)の差を思い出しました。
返信削除手続きは面倒だし、まずとっかかりがどこなのかというのは、保険かけていても迷うものです。雪害は、地域でいっぺんに申請があるので順番待ちっつーのもありましたよ。
でも、無事に事が済んでよかったですねぇぇ
DIYの腕、旦那さんも怪獣君もこうして上がっていくのですね
投稿: アールグレイ | 2016年6月10日 (金) 16時45分
>アールグレイさん
削除訪問&コメントありがとうございます~
本当に、保険の手続きって面倒ですよね。
牛舎が火事って…
暖房かなんかですか、それとも雷とか?
牛さんたちは無事だったのでしょうか?
雪で車庫が潰れるのも凄い。
保険は絶対必要ですね。
投稿: yuuki | 2016年6月10日 (金) 23時09分