12月の第二月曜日に夫の職場で『ホワイト・エレファント』をすると言う事で、夫の持っていくプレゼントを30ドルくらいの予算で準備してラッピングして欲しいと頼まれました。
(↑手前:フルーツ・パウンドケーキ、奥:レモンジンジャー・パウンドケーキ)
『ホワイト・エレファント』はプレゼント交換ゲームの一種です。
この名前は、タイの王様が自分の気に入らない家臣に、白象を嫌がらせの為に贈ったと言う話が由来になっています。
白象は神の使いとして神聖視されていて大事に飼わなければならないけれど、餌や飼育にお金と手間がかかって厄介者で、王様も手放したがっていて、家臣もありがたい白象を押し付けられても拒否出来ないのを知っていてわざと贈ったと言うことです。
(↑プレッツェルにチョコレートをディップしたお菓子)
その白象の話から派生して「自分にとっての不用品は誰かにとってお宝かも?」と、言う事で、いらないものを押し付けあうプレゼント交換ゲームになったようです。
色々なバージョンがあるのですが、基本的なルールは
①参加者は決められた額のプレゼントを(中身が分からないように)ラッピングして持ち寄ります。
②持ち寄ったプレゼントを一か所に集めておきます。
③くじなどで、プレゼントを開ける順番を決めます。
④1番目の人は持ち寄ったプレゼントの中から一つプレゼントを選んで開けます。
ここまでは普通のプレゼント交換ですが…
⑤2番目の人からは、ちょっと違っていて、2番目以降の人は、普通に新しいプレゼントを開けるか、自分より前にプレゼントを開けた人から奪う事ができます。
⑥奪われた人は新しくプレゼントを開けるか他の人から奪う事ができます。
⑦⑤~⑥を最後の順番の人まで繰り返します。
ローカルルールとして、同じプレゼントは2回(3回)までしか奪えない、とか、自分の奪われたプレゼントは奪い返す事はできないとか、1番目の人は最後に他人から奪うチャンスが与えられるとか、色々バージョンがあるようです。
(↑パルミエールにチョコをディップしたお菓子)
良いプレゼントをゲットした~と思っていても誰かに奪われたり、自分の開けたプレゼントがあまり気に入らなくて、選び直すチャンスが欲しいと思っていても、不人気で誰にも奪われなかったり、人気のプレゼントは奪い合いになったり…と、活発に奪い合いが起こると結構盛り上がります。
夫の職場のホワイト・エレファントは、みんな順番にプレゼントを開けるだけの人の多いお行儀のいいプレゼント交換になったようです。
夫はプレゼントを開けるだけじゃつまらないと思ったので、チョコレート・トリュフの詰め合わせを奪って持ちかえってきました。
(↑チェリーバター・クッキーサンド)
追記:
ホワイト・エレファントとは関係ないのですが、今回の記事には今年作ったプレゼント用クリスマススウィーツの画像を載せました。
クッキーは自分で作りましたが、プレッツェルとパルミエールは市販のものにコーティングチョコをディップして固めて作りました。
この記事のスウィーツの画像の他にも、ビーガン・フルーツケーキも焼いたのですが、まだ撮影していないので画像はUPしていません。