Hope Springsは2012年のアメリカ映画、ジャンルはロマンティック・コメディ(ラブコメ)。
邦題は「31年目の夫婦げんか」で、2013年7月に劇場公開されています。
主演がメリル・ストリープとトミー・リー・ジョンズとスティーヴ・カレルということで、面白そうだと思ったので図書館から借りてきて観ました。
ケイ(メリル・ストリープ)とアーノルド・ソウムズ(トミー・リー・ジョーンズ)はネブラスカ州オマハに住む結婚31年目の熟年夫婦。
子どもたちも独立して家を出て、夫婦2二で暮らしている。
寝室もそれぞれ別々、毎日同じことの繰り返しで、会話もお互い用件を伝えるだけの会話のみの生活をしている。
夫のアーノルドは生活費を稼いで、必需品さえ買えば結婚の義務は十分果たしていると思っていて、特に生活を変える気はない。
一方、妻のケイは、新婚の頃のような夫との感情的な繋がりを取り戻したいと思って、色々試すが上手くいかない。
ある日、ケイは本屋で見つけた一冊の本に共感し、その著者でメーン州に住むドクター・バーニー・フィールド(スティーヴ・カレル)が、カップル・セラピーをやっていることを知り、自分が働いたお金で1週間の集中カウンセリングを予約する。
アーノルドはその話を聞いて、飛行機に乗って馬鹿げたカウンセリングを受けるために、1週間も仕事を休むなんて冗談じゃない、絶対行かない、と言い切るが、
ケイの決心は固く、アーノルドが行かなくても自分だけで行くと言って、フライトの日にアーノルドのチケットとアーノルドを残して一人で空港に向かう。
一人残されたアーノルドは仕方なく、ケイを追って空港に向かい、二人でカウンセリングを受けるためにメーン州のホープスプリングに行くことになる。
アーノルドは文句たらたらで、カウンセリングなんか受けたくないという態度だが、ケイの熱心さに折れてカウンセリングに渋々ながらも行ってみる事に…
はたして、ケイとアーノルドのカウンセリングは成功して、親密な夫婦関係を取り戻すことができるのか…
後は、観てのお楽しみということで…
この作品の中のカップル・セラピーで、カウンセラーが熟年夫婦にも性的な関係を持つようにしきりに勧めるのには日本と欧米の文化の違いを感じた。
(映画なので、話を面白くするために誇張している部分もあるのだろうけれど、)話の流れが「愛=セックス」という感じの価値観で展開されていて、セックスなしの心の繋がりも愛情と考える日本人の感覚とはずいぶん違うなぁ~と思った。
それにしても、結婚して30年以上経っても愛情を表現するためにセックスしなければいけないなんて、ちょっとしんどいなぁ~と、日本人の私は感じてしまった。