ここのところの米価高騰で、日本でアメリカ産米の輸入を拡大するニュースを耳にしました。
アメリカで流通している日本食のお店などで使われるお米は、日本から輸入されているお米を除いて、ほぼカルローズ(カリフォルニア・ローズ)米です。
(↑カリフォルニア・ローズ種)
我が家が日常食べているのは、カルローズのブランドの中でもBOTAN(牡丹)と言うブランドで、無洗米です。
カルローズ米は中粒種で、日本で流通しているジャポニカ種と比べると粒が少し長い品種ですが、炊いた時に粘り気のある品種でタイ米などの長粒種のようにパラパラした食感ではありません。
2025年4月現在の価格は20ポンド=9.07㎏で27ドル(1ドル150円換算で4050円)で、我が家が住んでいる州は食品は非課税なので、27ドルが購入価格です。
(物価高が始まる前は20ドルくらいで買えていました。)
(↑カルローズの玄米、NISHIKI)
カルローズの玄米も売っていてこちらは少し高め2ポンド=907gで4ドル前後です。
(↑↓3時間予約、白米コースで炊飯したBOTAN米)
気になるアメリカ米の食感や炊き方ですが、
粒が長いだけで食感は日本で流通している単粒種とほぼ変わらないように思います。
日本のお米と比べると水分が少なめでべたつきが少なく、むしろすし飯やおにぎりにはカルローズ米の方が適しているように感じます。
冷めると粘り気が減って少しパラパラした感じになりますが、長粒種ほどではなくラップに包んでおにぎり状に纏める事は出来ます。
レンジなどで温め直すと粘り気が戻ります。
我が家の炊き方は、(無洗米なので)サッと1回ろ過した水ですすいで少し控えた水加減で、すすいだ直後に白米早炊きコースで炊く方法と、白米コースで予約する炊き方です。
(無洗米だけれど、無洗米コースで炊いたことはありません。今度試してみようかと思います。)
早炊きコースで炊くと、艶のある炊きあがりになりますが、少し硬めです。
予約コースで炊く(又は普通に炊飯する)と、早炊き程艶はないけれど柔らかい炊きあがりになります。
全体的に炊飯器で白米コースで炊いたカルローズ米は日本のお米と遜色ないように感じます。
むしろ大事なのはお米の種類よりは、お米を研ぐ時と炊飯に使う水の方で、最初にお米を濡らす(研ぐ前にすすぐ)段階から浄水器を通した水を使う事だと思います。
お米は最初に濡らした時に70%の水分を吸収するので、炊く時だけ浄水を使ってもあまり意味がないからです。
以前、ココログのSNSのお友達に「研ぎ始めから浄水を使うと安いお米も美味しく炊けるよ~」と、アドバイスしたら、早速実行してくださったようで、研ぎ始めから浄水を使ったご飯を家族に提供したら、家族から「お米変えたの?」と、訊かれるくらい味が違ったようです。
結論は、アメリカ産米は炊く時だけでなく研ぐ時にも浄水を使えば、日本のお米と遜色なく食べられます。なので、機会があったら1度試してみるのをお勧めします。