2008年4月20日日曜日

留学のきっかけ3


 何となく、留学の決心はしたものの、その後いくつかの問題があって、決心が揺らいだり、壁に突き当たってしまう事がありました。

 主な問題は、夫が仕事の都合ですぐには一緒に渡米できないこと(仕事を辞めたら学費が払えない)と、怪獣の言葉の発達の問題、周囲の人の理解、私の英語力でした。

 夫が同伴できないのは、
「単身赴任だと思えばいいだろう」
ということで、母子だけで行くことが決定しました。

 言葉の方は、4人の医師のうちのもう1人は、渡米に反対していました。
「日本語を習得するのも苦労している子供に、更に外国語なんてストレスが大きすぎる。」
という理由でした。

 運がよければ両方喋れるバイリンガルになる可能性もあるけれど、下手をするとどっちも喋れないという結果になる可能性もあるということ。
考えた結果、
「同時に2ヶ国語習得しようとするから無理があるので、怪獣の負担軽減の為に日本語は教えない」
ことに決めました。

日本語教育をあきらめようと思った理由は、
①0から学ぶとしたら、日本語は英語に比べると難しい
②学校での勉強は全て英語なので英語を習得する方が便利
③英語をちゃんと習得できれば、英語を通していつか日本語を学ぶことができる
と、考えたからです。

(余談:欲張らなかったことが効を奏したのか、(2008年現在)喋ることに関しては日本語と英語と両方喋れています。
読み書きは英語の方が断然上手です。)

 言葉の件も含めて、周囲の人に反対する人もいました。
反対はしないまでも、「自分だったらそんな無謀なことはしない。」「日本にいても、そのうちIEPは導入されるし、学べる。」というスタンスの人が多かったです。

 客観的に考えても無謀な事だという事は承知していましので、心配になりました。
特に自分より発達障害の事を熱心に勉強している人から「無謀」と指摘されると、
「本当に留学してIEPを学ぶ価値はあるんだろうか?」と、いう疑問も湧いてきました。

 あれこれ考えた結果、私達はそのうちが待てなかったし、30年以上の実績のあるアメリカのIEPを勉強してみたかったこと。
 一緒に暮らしている親の勘でしかないのですが、怪獣の性格や状態から考えると日本の指導法よりは、アメリカの指導法の方が能力を伸ばす効果が期待できそうだったこともあって、
「やらずに後悔するよりは、やって後悔する方がいい」
と、いう結論になりました。

(余談:留学する直前にわかった事なのですが、私達が住んでいた地域ではIEPの指導者が不足していて、2007年にIEPはスタートするけれど名前だけの状態が数年は続く事が予測されている状態だったので、結果的には留学してよかった状態です。)

2008年4月18日金曜日

留学のきっかけ2


どうやって勉強を教えて行ったらいいのか迷っていた時に、主治医からの情報で、アメリカではIEPというものがあって、障害児一人一人に合わせたカリキュラムが組まれていて、日本でも2007年度からスタートする予定だということを知りました。

怪獣に関わっていた医師は4人いたのですが、主治医とは別の医師からも、
「お母さんは英語は読めますか?アメリカの論文に息子さんのような発達障害の教育の事例が沢山あって参考になるんですが、残念ながら日本語には訳されていないんですよ。」
と、言われ、
「また、アメリカかい。」
と、思いました。

IEPの話を聞いてから、情報は少しずつ集めていて興味はあったのですが、留学しようとはまだ考えていませんでした。

ある日、
「2007年度には、怪獣は5年生。それからIEPを受けて間に合うんだろうか?」
と、不安がよぎりました。
自分で何とかしようにも、アメリカの事例とやらは、いつまで経っても日本語に翻訳される気配はない。
「それなら、私がアメリカに留学してIEPとやらを勉強すればいいんじゃないかな?」
「子供たちも連れて行けば、IEPを現場で体験できるし。」

と、言うことで、2005年年明けに留学を決意。

しかし、現実は思ったより厳しかった。

2008年4月16日水曜日

留学のきっかけ


色んな人が色んな理由で留学しているけれど、我が家の留学のきっかけは怪獣の発達障害が見つかったことです。

3歳児健診で要観察になり、しばらく市の発達相談のようなものに通いました。
3月に知能検査を受けて、4月から1年間療育施設に通いました。

怪獣の障害は養護学校や特殊学級に行くほど重くないし、かといって普通学級でついていくには何らかの助けが必要な状態でした。
一対一で指示されると理解できるのですが、クラスで一斉に指示されると理解できる時と理解できない時があって、クラスにいて他の子が勉強している間、ノートに絵を描いていたり、折り紙をしていたりで勉強はほとんどやっていない状態でした。

教育委員会に障害のことを説明して、ヘルパーをつけてもらえるようにお願いに行ったのですが、
「勉強が出来ないのはあなたのお子さんだけじゃない。ヘルパーをつけると他の子に不公平だから出来ません。」
と、断られて唖然。
身体障害者なら身の回りの介助の人がつくのに、発達障害はまだまだ障害としての認識が薄いんだなと思いました。

2003年当時、日本では重度障害の子供のための施設や学校はあるのだけれど、軽い障害の子供のためのカリキュラムがない状態でした。
ちゃんと教育すれば自立もできるようになる力はあるのに、
「このままだと、読み書きも計算も出来ないまま義務教育が終わってしまうのではないか?」という不安にかられました。

2008年4月14日月曜日

春休み


(←キッチンの窓からの写真。庭にタンポポの花がたくさん咲いている。)

今週1週間は子供たちの学校はスプリング・ブレークです。
去年、一昨年は4月にはいってイースターだったので、スプリング・ブレイクとイースターの週が重なっていたのですが、今年は3月にイースターが来たので、別々の時期になりました。

私も先週冬のセメスターが終わって、今週と来週が学期の間の休みです。
親子でお休みなので、
「どこかに行こうか?」
と、聞いたら
「めんどくさいから、ウチでダラダラがいい。」
と、いう返事。
確かにガソリンも高いし、遠出するにも私一人で運転するのもきついので、家でマッタリの春休みになりそうです。

2008年4月12日土曜日

NO-TVウィーク


今週、怪獣の学校は「NO-TVウィーク」です。
「親も子供も1週間テレビを見ない、ゲームもしない」という決まり。
1週テレビもゲームもなしで頑張ると、学校から渡されたリストの中から好きな本が1冊もらえることになっている。

ある調査によると、アメリカの子供は毎日平均で6時間から8時間テレビを見ているらしい。
学校で勉強している時間よりも、テレビやモニターに向かっている時間が長いことになる。

(←去年のNO-TVウィーク達成のご褒美にもらった本)

うちの子供も例に漏れず、学校から帰ってきたらテレビを見るかゲームをして遊んでいる。
私が勉強が忙しいことと、テレビは英語のリスニングになるから、という理由で時間制限を設けていない。
それが習慣になってしまっているので、テレビもゲームも出来ないと家に帰ってきてすごく退屈らしく、家に着くなり怪獣が
「テレビが見られないなんて、我慢できない!」
と、毎日のように大騒ぎ。

最初の2日は1時間くらい文句を言ったり、泣いたり、大変だった。
普段テレビを見ていない時間は日本から持ってきた漫画を読んだり、絵を描いたり、工作をしていたり、ブロックで遊んだり、部屋を秘密基地に改造して遊んでいるのに、「見られない」と思うともっと見たくなるようで、
「テレビが見られないだけでこんなにも情熱的に怒れるのか」
と、ただあきれるばかり。
「どうして、NO-TVウィークなんてあるのぉぉぉぉ?」
と、聞いてきたので、理由を2、3度説明したらあとは放って置く。

冷たいようだが、怪獣は何かにこだわり始めると延々とこだわり続けるので、説明し続けてこだわりを強化してしまうのを避けるためなので仕方が無い。

2008年4月10日木曜日

ライターズ・オリンピック 銀賞


火曜日(4/8)の学校からのお迎えの時に、怪獣が
「僕の首をみて。」
と、言うので、
「また怪我でもしたのかな」
と思って見てみると、首にリボンのようなものが下がっている。
リボンを手繰っていくと、メダルがついていた。

メダルには「○○小学校・ライターズ・オリンピックス」(多分小学校の作文コンクールのようなものだと思う)と書かれていた。
怪獣によると、セカンド・プライス(銀賞)らしい。

去年の11月くらいから、書く事に興味を持ち始めて最初に「星のカービィー」のパロディーを書いて以来、いくつかの物語を書いていた。
その中の一つが表彰されたみたい。

日本にいたときから言語の学習は苦手で、作文なんか親が怪獣の話を聞いて作った文章を、怪獣が用紙に記入していた。
自分で文章を考えるなんて、全く出来ない状態でした。
今年度に入ってから、読み書きの専門の先生がついて指導してもらっていたけれど、あまり期待していなかった。

今は、自分で文章を考えられるし、15ページくらいのストーリーも書けるようになった。
たった数ヶ月読み書きの訓練をしただけで、ここまで出来るようになるとは思わなかったので、一番親が驚いている。

2008年4月8日火曜日

Charlton Heston(チャールトン・ヘストン)死去


(←Google画像より引用。元URLも辿ったのですが左の画像は見つけられませんでした。)

チャールトン・ヘストン。
2008年4月5日土曜日にカリフォルニアのビバリーヒルズの自宅で死去。
84歳。
死因は今のところ不明。

「十戒」「ベンハー」「猿の惑星」等の映画に出演。

彼の活躍した時代は私の生まれる前だったのだけれど、中学校の時に父と「十戒」を観に行った。
リバイバルで上映されていたのだけれど、4時間かかったのを覚えている。
紅海の水が分かれるシーンが印象的でした。
このシーンは映画ブルース・オールマイティにもパロディーで使われていた。

新聞に載っていたのだけれど、私のクラスメイトは「それって誰?」という感じでわからないようだった。
年を感じた。

2008年4月7日月曜日

州のニックネーム3


続き

Montana(モンタナ):Treasure(トレジャー)財宝
Nebraska(ネブラスカ):Cornhusker(コーンハスカー)とうもろこしの皮むき
Nevada(ネバダ):Silver(シルバー)銀の鉱山があるため
New Hampshire(ニューハンプシャー):Granite(グラニット)御影石の産地なので
New Jersey(ニュージャージー):Garden(ガーデン)

 

New Mexico(ニューメキシコ):Land of Enchantment(ランド・オフ・エンチャントメント)
New York(ニューヨーク):Empire(エンパイア)帝国
North Carolina(ノースカロライナ):Tar Heel(ターヒール)タールの産地だったため
North Dakota(ノースダコタ):Flickertail(フリッカーテール)地リス
Ohio(オハイオ):Buckeye(バックアイ)トチノ木

 

Oklahoma(オクラホマ):Sooner(スナー)先走る人。早い者勝ちで土地が手に入れられたため(トム・クルーズ主演の映画「遥かなる大地へ」に、土地の獲得競争の様子が描かれています)
Oregon(オレゴン):Beaver(ビーバー)
Pennsylvania(ペンシルバニア):Keystone(キーストーン)かなめ石。独立戦争のときに中心的な役割を果たしたので
Rhode Island(ロードアイランド):Ocean(オーシャン)海洋
South Carolina(サウスカロライナ):Palmetto(パルメット)木の名前

 

South Dakota(サウスダコタ):Mount Rushmore(マウント・ラシュモア)
Tenessee(テネシー):Volunteer(ボランティア)
Texas(テキサス):Lone Star(ローンスター)一つ星。州の旗の一つ星から
Utah(ユタ):Beehive(ビーハイブ)州民が働き蜂のように勤勉なので
Vermont(バーモント):Green Mountain(グリーン・マウンテン)緑の山脈。バーモントはフランス語で緑の山の意

 

Virginia(バージニア):Old Dominion(オールド・ドミニオン)古い領土。最初に殖民が始まった場所
Washington(ワシントン):Evergreen(エバグリーン)常緑樹
West Virginia(ウエストバージニア):Mountain(マウンテン)アパラチア山脈があるため
Wisconsin(ウィスコンシン):Badger(バッジャー)アナグマ
Wyoming(ワイオミング):Equality(イクォーリティー)女性が最初に選挙権を得た州だから

 

以上です。
長くてすみません。お疲れ様でした。

2008年4月5日土曜日

州のニックネーム その2


以下はアメリカの州のニックネームです。(アルファベット順)
暇な時にでもどうぞ。
本を読んでいても由来が謎のニックネームはオレンジで表示しています。

Alabama(アラバマ):Yellowhammer(イェローハンマー)啄木鳥の名前
Alaska(アラスカ):Last Frontier(ラスト・フロンティア)最後の開拓地
Arizona(アリゾナ):Grand Cyanion(グランド・キャニオン)
Arkansas(アーカンサス):Natural(ナチュラル)自然がいっぱいだから
California(カリフォルニア):Golden(ゴールデン)金が取れたので

Colorado(コロラド):Centennial(センテニアル)アメリカが独立してから100年目に州になったから
Connecticut(コネチカット):Constitution(コンスティテューション)憲法が最初に書かれたので
Delaware(デラウエア):First(ファースト)最初の州なので
Frorida(フロリダ):Sunshin(サンシャイン)
Georgia(ジョージア):Peach(ピーチ)桃の産地なので

Hawaii(ハワイ):Aloha(アロハ)
Idaho(アイダホ):Gem(ジェム)宝石が取れたので
Illinois(イリノイ):Prairie(プレーリー)草原
Indiana(インディアナ):Hoosier(フズィーア)田舎者という意味
Iowa(アイオワ):Hawkeye(ホークアイ)原住民のインディアンの名前から

Kansas(カンサス):Sunflower(サンフラワー)ひまわり
Kentucky(ケンタッキー):Bluegrass(ブルーグラス)五月に咲く花の名前から
Louisiana(ルイジアナ):Pelican(ペリカン)
Maine(メーン):Pine Tree(パインツリー)松の木。州の木です。
Maryland(メリーランド):Old Line(オールドライン)独立戦争に関係するらしい

Masachusetts(マサチューセッツ):Bay(ベイ)湾が多い州だから
Michigan(ミシガン):Wolverine(ウォールバリーン)クズリ(イタチになた動物の名前)
Minnesota(ミネソタ):Gopher(ゴーファ)ホリネズミ
Mississippi(ミシシッピ):Magnolia(マグノリア)木蓮
Missouri(ミズーリ):Show Me(ショウミー)

2008年4月3日木曜日

州のニックネーム


先週怪獣の学校でブックフェアをやっていたので、そこで2冊本を買った。

ブックフェアで買うとタックスがかからないので、値段の高い本を買う場合はお買い得。

(←買った本のうちの一冊)

1冊はスポンジボブの本で、もう一冊はアメリカの絵地図のようなもので、地域の特産品とか歴史的な出来事の絵が書かれている。

(←アラスカの絵地図)

絵地図の横にリストがあって、いくつかの絵と絵の説明が書かれていて、その絵を絵地図の中から探して遊ぶ「ウォーリーをさがせ」のアメリカ絵地図バージョンのような本でした。

(←アラスカのリスト。犬橇と原始人と太陽の絵を探すように書かれている。)

リストの他にも、州のニックネームと何番目にアメリカになったか、何番目に広い州なのか、が書かれていて地理の勉強になります。

読んでいて「面白いな」と思ったのが州のニックネーム、その地域の特産品だったり、歴史的な出来事が関係していたり、全く謎のネーミングもあって結構面白い。

2008年4月1日火曜日

また雪


3月になって最高気温が10℃を超える日が続いて、
「このまま、春に突入かな?」
と、思っていたら日曜日に雪が降りました。

(←去年の秋にフェアリーサークルの出来ていた場所)

真冬に比べると気温自体は低くないので、道路の雪が氷結することはないのだけれど、芝生の上や庭には10㎝くらい積もっていました。

(←路面の雪はすぐ融けてしまって、積もっていない)

デイライトセービングタイム(夏時間)が始まって3週間過ぎたのに、ちっとも夏らしくない。

普段の日でも、夜は相変わらずマイナス5℃くらいまで下がるので、翌日は車に張り付いた雪かきが大変。

2008年3月30日日曜日

作文の指導


先週の金曜日は怪獣の個人面談だった。

前回に引き続き算数の成績は問題なし。
文章問題も問題なく解けているみたい。
相変わらず英語は遅れていて小学校2年生のレベルらしいが、読解力には問題はないらしい。
この間、文章を書く楽しさを発見して物語は喜んで書くようになったらしいのだけれど、エッセイがまだ苦手らしい。

エッセイは日本だと「論文」と言うことになるのかな?
アメリカではエッセイを書く宿題が沢山出るし、高校以上になると、テストではなくてエッセイで成績をつけるクラスがほとんど。
テストでも、ミニエッセイを書かされることがあるから、エッセイの作文能力は高等教育に進むためには絶対必要になってきます。

アメリカではエッセイの書き方や形式が細かく決められていて、ルールに従って書くことが要求されます。
引用などのルールも細かく決められていて、大学生以上になってもインターネットでルールーを確認しながら書かないといけないくらい煩雑です。
(おまけに、形式は1つだけではなくていくつかの形式があって、時々ルールが変わる。)

怪獣がいま習っているエッセイはそこまで細かいルールーはないけれど、パラグラフの組み立て方、アウトラインの作り方、等は基本的にエッセイの形式に従っています。
書き終わったエッセイを見せてもらったのだけれど、短いながらも論理的に組み立てられていました。
アメリカの子供達は、小学校の頃から自分の意見を論理的に書く訓練するのにびっくりしました。

言葉が苦手な怪獣にとって、アメリカの作文の指導の方法は体系的でわかりやすいようです。