2010年ユニバーサル・スタジオの作品。
邦題は「ナニー・マックフィーと空飛ぶ子ブタ」
以前の記事で紹介した「ナニー・マックフィー(の魔法のステッキ)」(2005年作品)のパート2。
と言っても、登場人物はナニー・マックフィー(エマ・トンプソン)だけが一緒で、別の家庭、別の子どもたちの話です。
(↑家に到着して間もない頃のナニー・マックフィー
最初はイボだらけで醜いのですが、子どもたちが良くなって行くごとにイボなどが消えてきれいになって行く。)
前回は妻を亡くして5人の子供を抱えた寡の話でしたが、今回は夫が戦争で留守の農家に、ロンドンから甥と姪が疎開でやって来て、子ども達は喧嘩ばかりして家は大荒れで困っている家庭にナニー・マックフィーがやってくる話です。
(←ナニー・マックフィーが役目を終えて、去っていく所。
顔がきれいになっている。)
前回の作品に比べて子ども達は(問題は抱えているものの)そこまで酷くないし、ナニー・マックフィーの行動が大胆になってあからさまに魔法を使うようになって、ミステリアスな感じがなくなってしまったのは少し残念でしたが、スリルとスピード感が楽しい作品でした。
映画の最初の方では、ナニー・マックフィー以外は前作と同じ登場人物は出ていないと思ったのですが、最後の方でお母さん役のイザベル(マギー・ジレンホール)が勤めているお店のオーナーでちょっと呆けかかったミセス・ドクティー(マギー・スミス)が前作の末っ子アギーだったことがわかったのも、意外なサプライズで面白かったです。
(↑左:2010年作品のアガサ(ミセス・ドクティー)
右:2005年作品のアガサ(末っ子のアギー))
ちなみに、作品名はアメリカとカナダでは"Nanny McPhee Returns"ですが、イギリスでは"Nanny McPhee and the Big Bang "らしいです。