The Emoji Movie
去年くらいからポケモンGOのイベントが頻繁に催されるので、ポケモンGO関連の記事が多くなって、映画(DVD)の記事が少なくなってしまっている。
以前は1作品ごとに記事を書いていたけれど、更新回数が減っているので、今回は3作品まとめてリビューを書く事にします。
"The Emoji Movie"は2017年のアメリカのアニメSFコメディ映画。
邦題は『絵文字の国のジーン』で2018年2月17日公開予定。
アレックスの使うスマホの中にある絵文字の街テキストポリスに住む絵文字のジーン(主人公)は"meh(無関心、無頓着、退屈、倦怠)"の絵文字。
ジーンの両親も"meh"で仕事をしている。
絵文字の世界では、絵文字たちは自分の絵文字以外の役割や感情を表さないのが普通で、いつも自分の役割や感情の顔でいる事を求められている。
ジーンは何故か他の絵文字と違って感情豊かで、なかなか"meh"の顔ができない。
ジーンの初仕事の日、アレックスは好意を寄せている女の子アディーに送るための絵文字に"meh"を選ぶが、ジーンは初仕事なのもあって、パニックに陥ってしまい、うまく"meh"の表情が作れず代わりに変な顔が送信されてしまう。
ジーンは失敗の後、絵文字のリーダーのスマイリー(笑顔の絵文字)に呼びだされ、ジーンは『機能不全』だから削除されることに決まったと告げられ、(削除)ボットを差し向けられる。
その場は何とかボットから逃げられたジーンだが、テクストポリス全体をボットが徘徊していて、追われる身に…
追われている途中で、(以前頻繁に使われていたが今は落ち目の)ハイファイブにであう。
ハイファイブはジェイルブレーカーという海賊アプリに住むハッカーに"meh"の顔が正しくできるようになるために、プログラムを書きかえてもらえばいいのではないかと教えてくれて、ジーンとハイファイブはハッカーのジェイルブレーカー(監獄破り)を探すために絵文字アプリの外へ抜けだす…
この作品はアニメだし、子供向けなので、あまり期待していなかったけれど、結構面白かった。
ストーリーはありきたりなのだけれど、設定が絵文字でアニメだからこそ面白かったんじゃないかと言う作品でした。
Diary of Wimpy Kid
次の作品は、"Diary of Wimpy Kid Long Haul"映画Diary of Wimpy Kidシリーズの4作目で(原作本ではシリーズ9作目)2017年のファミリー・ロード・コメディー映画。
邦題は『グレッグのダメ日記4』で、劇場公開情報はなし、DVDやGoogle Playなどのデジタルコンテンツ(有料)で観る事ができるらしい。
シリーズ1作目(2010年)、2作目"Rodrick Rules "(2011年)、3作目"Dog Days"(2012年)から時間が経っているためか、キャストは主人公も含めて総入れ替えだった。
4作目では、グレッグの家族(へフリー家族)がインディアナポリスの近くに住む母方の曾祖母の90歳の誕生日のパーティーに参加するために、グレッグとスーザン(母)、フランク(父)、ロードリック(兄)、マニー(弟)の家族5人で自動車旅行をすることになり、その様子が描かれている。
母のスーザンは、家族の親睦を深めるため、自動車旅行の間はスマホやゲーム機などのデバイスは使用禁止と言いだして、家族全員のスマホを回収すると言いだす。
年齢が低くてスマホを使えない弟のマニー以外は不満タラタラで(特に兄のロードリックとグレッグは)激しく抵抗しますが、母のスーザンにおしきられて渋々スマホを母に渡す。
旅の最初からスマホを取り上げられ前途多難のグレッグだか、この後、更に色々な災難?やハプニング?が襲ってくる。
果たしてへフリー一家は無事に目的地に辿り着くことができるのか?
この作品は家族で自動車旅行をするという設定が、以前にリビューで書いた『お!バカんす家族』という作品に似ている。
Wimpy Kidの方は子供向けという事で、『お!バカんす家族』よりは少しお上品ではあるけれど、ゴタゴタしたハプニングが次々起こる(引き起こされる)のはほぼ一緒。
何も考えずに軽い娯楽として観て笑うには最適な作品かもしれない。
The Beauty and the Beast
3作品目のレビューは"The Beauty and the Beast"(邦題は『美女と野獣』)で、2017年の作品。
フランスの民話を題材にしたディズニーのアニメを実写化したもので、映画ハリー・ポッター・シリーズでハーマイオニ役を演じたエマ・ワトソンが主人公のベルを演じるということで公開前から話題を小耳にはさんではいたのですが、ディズニーの配給という事で、個人的になかなかみる気になれなかった作品です。
ディズニーは古いアニメ作品はそこそこ質の高いものが多いのだけれど、近年~最近のアニメ作品(『アナ雪』や『フロッグ・プリンセス』は原作の影も形もないし、『ライオンキング』は完全にパクリだし)はちょっと首をかしげたくなるものも…
ディズニーオリジナルでなくて別に原作のある実写では、『ナルニア国物語』や『スターウォーズ』などを商品化してしまった上に、『ナルニア…』は最後までシリーズを終わらせずに投げだしてしまったのが嫌で、ディズニーの実写と聞くといいイメージがなかった。
図書館で『絵文字の国のジーン』を見つけた時にたまたま近くに置いてあったので、話題になっている作品だし、取り敢えず観てみようかと思って借りてみてみました。
鑑賞してみると、見る前のあまり良くないイメージとは裏腹に、この作品はアニメ作品をほぼ忠実に再現していて、好感が持てた。
(ディズニーは古い作品のほうがいいなぁ…と思ってしまった。)