2022年3月30日水曜日

グリーンカードの更新(小さな冒険?)


 今から15年(と7か月)前のアメリカに留学したての頃は、毎日の生活がちいさな冒険の連続でした。
 子どもたちの学校(公立学校)で毎朝行われる星条旗に忠誠を誓う儀式を不思議に思ったり、医療制度や医療費の高さに驚いたり、コインランドリーの使い方に戸惑ったり、アメリカのカスタマーサービスのいい加減さにげんなりしたり、標準時と夏時間の切り替えに興味をもったり、日常活がハラハラドキドキに溢れていました。

 今年の8月でアメリカでの生活も16年を迎える今は、かつての冒険だったことも平凡な日常の出来事に変わっています。
 そんな中で最近経験したハラハラドキドキは、2012年に取得した永住ビザ(グリーンカード)を更新しなくてはならなくなったことです。

 グリーンカードの更新は今回が初めて。
 永住ビザを取得した時は、会社の弁護士が書類の手続きのほとんどをやってくれたのですが、今回は自力で更新の手続きをしなければならない。

(↑USCISのサイトから引用)

 10年前に永住ビザの申請手をした時に、手続きがあまりにも煩雑だったので、有効期限切れが迫って来ていたにも拘わらず重い腰が上がらずにいました。
 去年の秋頃からネットでグリーンカード更新情報を集めてはいたのですが、手順を詳しく解説したサイト等がなくグダグダしているうちに、ビザの期限が4月の上旬なのに遂に3月の下旬になってしまい、「いくら何でも放っておくわけには行かないだろ~」と、慌てて更新の申請をすることにしました。

(↑USCISのサイトから引用)

 3月27日に私とが、翌日の28日に怪獣がオンラインでの申請を済ませて、申請の翌日には申請受け付けのメールが届きました。
 家族でまとめての申請が出来ずに個人でそれぞれアカウントを作成しての申請だった事、アカウントの作成が少し面倒くさかった事を除いては、質問に答えるだけでフォーム(申請書類)が記入されたので、思ったより簡単でした。
(もう少し細かい申請の手順は後日記事にする予定です。)

 が、申請手数料に一人当たり540ドルも徴収されたのは痛かったです。

 一人当たり540ドルだから、家族4人で2160ドル(1ドル100円換算で21万6千円)‼

アンクル・サム→ (。・∀・。)))/゛  ぅゎっはっはwwwww

 おいしい商売でんなぁ~

 

2022年3月26日土曜日

時計(時間を計る?)

 私たちは3次元で生活しているので、時間を自在に動かすことはできずに、過去から未来へ一定のスピードで動くという(時計で計る時間の概念の)制約の中で生活せざるをえないです。
 時間は五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)で感じることが出来ないので、時間の感覚は人それぞれだし、状況によって長く感じたり短く感じたり伸び縮みするようにも感じることがあります。


(←脳の時間旅行:なぜ時間はワープするのか) 

 以前読んだ『Time Warped(邦題=脳の時間旅行:なぜ時間はワープするのか)』と言う本の中の第3章に、面白い質問がありました。

 日本語版は読んだことがないので英語なのだけれど、質問は

Next Wednesday's meeting has had to be moved forward by two days.

What day is the meeting now?(←原文)

来週の水曜日の会議は2日先に移されなければならなくなりました。
さて、(移動後の)会議は何曜日ですか?(←私訳)

日本語の訳は私なので、上手く原文の意図が伝わっているかどうか不安なのですが…

あなたの答えは?

答えと解説は↓から…

 

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↓ 

 

↓ 

答えと解説:

上↑の質問の、答えと解説ですが…

答えの可能性は2つあって、

一つは『月曜日、もう一つは『金曜日

です。

Next Wednesday's meeting has had to be moved forward by two days.

What day is the meeting now?(←原文)

来週の水曜日の会議は2日に移されなければならなくなりました。
さて、(移動後の)会議は何曜日ですか?(←私訳)

ポイントは、英文ではforward、日本語ではの部分の解釈です。

本によると…

月曜日と答える人は、未来の時間が自分に向かって流れてくると考える人で、

金曜日と答える人は自分が未来に向かって動いて行くと考えてる人、だそうです。


時間が自分に向かって動いてくるか、自分が未来に向かって動いて行くかは、気分や状況によっても変化するらしく、楽しいイベントなどは自分が動いて行くように感じるし、試験や締め切りなどは未来の時間が自分に向かって動いてくると感じる傾向もあるそうです。

(ちなみに、怪獣は「金曜日」と答え、私は「月曜か金曜か確認が必要」と答えました。)

時間の感じ方は人によって様々で、更に体調や気分によって変化するのだから、何らかの基準と言うか取り決めがないと個々の時間の感覚で生活していたら世の中カオス状態になっちゃう。

一人一人が別々の時間で行動していたら、電車や飛行機などの交通機関は運行できないし、イベントなどの開始日時などは決めようがない(皆が集まったら開始と言うアバウトな決め方は出来るけれど、人数が多ければ多いほど難しくなってくる)。

時間の単位が世界で統一されていてよかった~と、本当に思います。

時間の単位と言えば…

20世紀半ばまでは1日の長さ(地球の自転)を基準にした1秒=1/86400日が使われていて、その後地球の公転周期を基準にした1960~1966年頃までは1秒=1/31556925.9747年に変わり、1967年~現在はセシウム原子時計を基準にしているらしい。(Wikipedia参照
(1日の長さや1年の長さを基準にした定義と違って、セシウム原子時計はWikipediaの『秒』の項目を読んだのだけれど、さっぱりわからなかったです。)

前述のWikipediaによると、2026年には新たな光格子時計の基準に変わるかもしれないと書かれていたけれど、私の頭の中の1秒の感覚は未だに20世紀半ばまでの1日=60(秒)x60(分)x24(時間)=86400秒のままなのである。

 

2022年3月23日水曜日

イースター用クッキーの試作&ラッピング

 3月の頭に、Cさんからウサギ型のクッキーの抜型セットをもらいました。
 貰ったクッキー型は私が2月の中旬(バレンタインの頃に)買ったのと全く同じものだったので、ケーキ店をやっているに、ウサギのクッキー抜き型いらないかと聞いたら、「送るのにもお金がかかるから、ダブっているなら返品したら?」と、言われました。

 ウサギのクッキーの抜型の話ついでに、我が家のイースター用に作る予定のクッキーの話になって、↑の手書きメモの画像をに送ったら、「やっぱりウサギの型送って~」と、頼まれました。
 何でもウサギのステンドグラスクッキーが可愛いので、お店でイースター用のクッキーとして売ってみるとのことでした。

(↑ココア&バニラステンドグラスクッキー)

 自宅用のイースター用ステンドグラスクッキーは、ブラウンシュガーとピカーンのショートブレッド生地で作る予定だったのですが、はココアとバニラ味の生地で作ると言っていたので、3種類の生地で試作を作ってみました。

(↑バニラ・アイシング・ステンドグラスクッキー)

 クッキーの試作ついでに、ギフト用ラッピングも考えてみました。

(↑ブラウンシュガー・ピカーン・ショートブレッド)

(↓ステンドグラスの部分を抜いた生地で作ったウサギのミニクッキー&タマゴ型とニンジン型のミニクッキー)

 ラッピング(包装)は、ステンドグラスクッキーは一つ一つを個別で包装して、袋の左上に飾りのシールとリボンを貼りました。
 ミニクッキーは4個を一組にして包装しました。

(↑透明な袋を使ったラッピング)

 複数個のラッピングは個別包装をしたステンドグラスクッキーを5~6枚透明な袋に入れて、袋の口をステープラー(ホッチキス)で止めて、止めた袋の口にレースペーパーを半分に折ったものを被せて、リボンのついたタグと一緒に小さな洗濯バサミで挟みました。

(↑箱を使ったラッピング)

 もう一つの複数個のラッピングは、(卵のパックに使われている素材で)パステルカラーに着色された紙箱にパステルカラーの紙のフィラー(詰め物)を敷いて、その上に個別包装されたクッキーを並べました。
 実際にプレゼントする時は、箱を透明な袋に入れて袋の口をパステルカラーのリボンで結ぶ予定です。

2022年3月20日日曜日

セント・パトリック・デー

 3月17日はセント・パトリック・デーでした。

(↑アイリッシュ・ショートブレッド

 我が家はアイルランドとは縁も所縁もないので、特にお祝いすることはなく、夕食は(なぜか)焼き肉を食べました。

 夕食は焼き肉だったのですが、アイルランドに因んだデザートを2種類作ったので、デザートに食べました。

(↑Beily's browny ベイリーズ・ブラウニー)

 作ったデザートは、アイリッシュショート・ブレッドとベイリーズ・ブラウニー。

 ベイリーズ・ブラウニーは(ねっとりとした食感の)ファッジ・ブラウニーにベイリーズ・アイリッシュ・クリームで香りづけしたフロスティングを塗った上に、ベイリーズ・アイリッシュ・クリームをふんだんに使ったガナッシュをかけたもの。

 ベイリーズ・アイリッシュ・クリームはアイルランドのお酒アイリッシュウィスキーをベースに作られたクリーム系リキュールで、甘みのあるまろやかなお酒(らしい)です。(私は飲んだことがないので、わからないですが…)

 ガナッシュは、チョコレート3:ベイリーズ・アイリッシュ・クリーム2の比率で作るので、ベイリーズ・アイリッシュ・クリームの香りが強い(と言うかベイリーズ・アイリッシュ・クリームの香りのチョコと言う感じ)です。
 ベイリーズ・アイリッシュ・クリームは生クリームと共に鍋に入れて、一度沸騰させてアルコールは飛ばすので、ウィスキーボンボンのようにベイリーズ・ブラウニーを食べて酔っ払うことはないです。

 ベイリーズ・ブラウニーは怪獣に好評で、「また作って~」と、リクエストされました。

2022年3月17日木曜日

デイライト・セービングタイム(夏時間)開始 & 最近のマダラ猫の画像

 1日遅れの更新です。

 今週の日曜日(3月13日)、デイライト・セービング・タイム(夏時間)に切り替わりました。

 スマホの時計は自動で切り替わるのでいいのだけれど、鳩時計、掛け時計、キッチンの電子レンジやオーブンの時計は手動で切り替えなければならないので、少し面倒です。

 時間は"夏"時間に切り替わったものの、まだ冬日(一日の最低気温が氷点下)で、日の出も午前8時。
 まだまだ、夏らしくないのに…と、毎年思います。

 マダラ猫の画像は↓から…
 

おまけ:最近のマダラ猫の画像

(↑↓ガーベラとマダラ)

 「覗き見してるぞ~」by マダラ

 

2022年3月12日土曜日

ショートブレッド3種

 コロナ隔離明けの2月の第2週に、やっとキッチンに立つことが出来るようになったので、ショートブレッドを3種類作りました。

(↑ホワイトデー用のレモン・ショートブレッド)

 ショートブレッドはスコットランドの伝統的なバタークッキーで、サクサクした食感の卵を使わないクッキーです。

 作ったのはただ単に食べたかっただけと言う事もあるけれど、3月から4月にかけての行事に合わせて作って、ついでに行事用のデコレーションで写真も撮影してみました。

(↑ホワイトデー用の飾りつけとレモン・ショートブレッド)

 ホワイトデーは日本や台湾や中国や韓国などの東アジアの一部の習慣で、アメリカではパイの日(3.14で円周率のπ)としての方が知名度が高く、バレンタインのお返しの習慣はないです。

 レモン・ショートブレッドはホワイトデーにちなんで、白のレモンアイシングで仕上げました。
 ホワイトデーのデコレーションは白と水色とブルーをテーマカラーにしました。

(↑セント・パトリック・デー用の飾りつけとアイリッシュ・ショートブレッド)

 セント・パトリック・デーは3月17日。
 アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日を記念した祝日ですが、アメリカではバレンタイン・デーと同様に休日ではありません。
 アメリカではセント・パトリック・デーには緑色のものを身に着けて祝う日で、緑の食べ物や飲み物を食べたりアイルランド料理を食べたりします。
 緑色のものを身に着けていなかったらつねられるという遊びもあって、セント・パトリック・デー用の緑のTシャツが売られていたり、アイルランド系の移民の多い地域ではパレードがあったりします。

 アイルランドのお菓子のアイリッシュ・ショートブレッドとグリーン系の小物で飾りつけたテーブルで撮影しました。

(↑イースター用の飾りつけと苺ショートブレッド)

 イースターは移動祝日で、今年(2022年)のイースターは4月17日。
 イエス・キリストの復活を祝う祝日です。

 春らしい食材の苺を使ったショートブレッドに、苺のアイシングで仕上げました。
 パステルカラーの飾りつけで撮影しました。

 一度に3種類(+バレンタイン用のクッキーも)作ったので、家族3人で消費するのに3週間もかかりました。

2022年3月9日水曜日

雨氷→その後雪

 3月に入って最高気温がマイナスの真冬日も減り、庭に積もっていた雪も殆ど融けてこのまま暖かくなるかなぁ…と、思っていたら3月7日に雨氷(着氷性の雨)になりました。

(↑↓表庭の楓の木に付いた氷の粒)

 朝起きたら我が家の庭の木にも一見水滴のように見える氷がびっしりついていました。

(↑↓裏庭のデッキのわきの木と雨氷)

 午後には着氷性の雨は雪に変わり、午後はずっと降っていましたが、気温が0℃と高かったので積もることなく融けました。

 

 

 

2022年3月6日日曜日

ひな祭りの食事2022

 今年の3月3日は木曜日だったので、家族だけでの食事にしました。

(↑ひな祭りの食事に使ったテーブルデコレーション)

(↑一人分の配膳)

 メニューは

・ちらし寿司
・わかめと麩のすまし汁
・天ぷら
・枝豆
・カルピスソーダ
・苺ショートケーキ
・アイシング・クッキー

でした。

(↑苺ショートケーキ)

 苺ショートケーキのスポンジはピンク、白、薄緑の3段で間に苺スライスとクリームをはさみました。

(↑一人分に切り分けたケーキとお雛様アイシング・クッキー)

 当初の予定では、ちらし寿司ではなくドラゴンロール(アボカドを外側に巻いた巻きずし)とスモークサーモンロールを作る予定だったのですが、前日に作って冷蔵庫に入れておいた苺ショートケーキが崩れてジブリの『ハウルの動く城』の荒れ地の魔女状態に…
(崩れた原因は、多分使った生クリームの脂肪分が低かったせいだと思います。)

(↑荒れ地の魔女『スタジオジブリの作品』より引用)

 当日にケーキを作り直したため、食事の準備にかける時間がなくなってしまい、アボカドとスモークサーモンを乗せたちらし寿司に変更しました。

追記:

『荒れ地の魔女』状態のケーキの画像が見つかったので、追加でUPします。

 

2022年3月3日木曜日

ガソリン価格高騰→物不足→物価上昇

 のケーキ店でブラウニーとブロンディーの定番商品化を勧めて以来、焼き菓子のイベント毎の盛り付けやラッピングのお店のインスタグラム用の画像を撮ってに送っています。

(↑バレンタインのブラウニーとブロンディーのラッピング)

 私が撮影することになったきっかけは、焼き菓子はギフトやプレセントの需要が多いので、イベントがない時は定番のラッピングで、イベントの時はイベントに合わせたラッピングで販売したいと言う事でしたが、2人態勢でお店を回しているので、も共同経営者の友人も商品を作るのに忙しくて撮影まで手が回らないと言う事でした。

(↑定番のラッピング)

 私は写真の勉強をしたことはないので、プロが撮影するように綺麗に撮れないですが、インスタグラム用だし商品の画像が全くないよりはマシなのではないかと…
 送った画像を使うかどうかはたちの判断に任せています。

 バレンタインも終わったので、2月の終わりにセント・パトリック・デー(3月17日)とイースター(今年は4月17日)用のお菓子のラッピングの材料を買いに行きました。

ところが…

(↑ウォルマートの季節商品の棚)

 例年ならこの時期に棚一杯に並ぶはずのイースター商品が全然ない。
 イースターはクリスマスの次に物をが売れる時期なので、どこのお店もイースター商戦には力を入れるのに、今年はどこのお店に行っても季節のイベントコーナーの棚がガラガラ。

 どうやら2月24日に起こったロシアのウクライナ侵攻で原油価格が上がり、原油価格の上昇でガソリン価格高騰、ガソリン価格の高騰で物流に影響が出て配送が遅延、店頭で品不足が発生、という流れらしい。

 店頭に物がないだけではなく、物の値段も上がって来ていて、牛乳やタマゴなどの日配品は2割~3割上がっています。

 近年、再生可能エネルギーや環境に考慮したエネルギーへの転換に注目されて来てはいるけれど、アメリカは依然として石油依存の経済なんだなぁ…と思いました。