3月の初めの週に怪獣の携帯に電話が来て、3月の第二金曜日(11日)の午後1時に、カウンセラーに会いに来てくださいということだった。
怪獣は特殊教育の配慮を受けているため、授業の登録は必ずカウンセラーと特殊教育のカウンセラーを通さなければならない。
呼び出された時に、
「もう、来学期(夏学期)の登録の時期なのかぁ…」
「英語のテューターがESL(英語が母国語でない人のための英語のクラス)を勧めていたから、次の学期はESLを履修させようかな…」
と、思いながら、指定された日時にカウンセラーに会いに行った。
そうしたら、なんと!
次の学期の登録じゃなくて、英語のクラスの成績不良で呼び出されていた。
く("0")>ナンテコッタ!!
しかも、提出物(主に宿題)を提出していないための成績不良だった。
「スケジュールをちゃんと管理しないからだ…」
と、カウンセラーにこってり絞られた上に、
「これから、ちゃんとスケジュール管理すると約束しろ」
と、威圧的に迫られ、
怪獣は
(T-T )(ToT)( T-T) オロオロ
涙目~
シラバス(クラスの予定や決まりやテストの採点基準などか書かれたもの)をプリントアウトしてくれて、スケジュール帳の書き方まで指導してくれるのはいいのだけれど、必要以上に威圧しすぎ。
しかも、ポイントずれてるし…
怪獣は高校の時に、スケジュール帳を使っていたから、スケジュール帳の書き込み方や使い方はわかっている。
高校の時はIEP(特殊教育)の先生が、週1くらいのペースで書かれたスケジュール帳をチェックして、その週は何をしなければいけないのか質問して、怪獣に思い出させるという事をしてくれていた。
ところが、大学では高校のようにスケジュールの管理をモニターして手伝ってくれるスタッフがいない。
おまけに、大学では義務教育の時に受けていた体系だったIEPはなくて、障碍者に対する配慮という形でしかサービスが受けられないため、教科の先生と特殊教育のスタッフが連帯して、問題解決をしてくれることもない※。
呼び出したカウンセラーはスケジュール帳の使い方がわからないのだろうと思っているらしいが、問題はそこではないのである。
問題は2つあって、
1つは、スケジュール帳に書き込んでいても見るのを忘れるので、解決策としては、高校の時のように、スケジュール帳を見るように思い出させる人(または仕組み)が必要なこと。
もう一つは、(聴覚による理解が苦手なため)授業の中で口頭で発表される、宿題の締め切りや内容などを聞き漏らしたりが多いので、聞き漏らしや誤解を避けるために口頭で発表された連絡事項を確認する仕組み(または方法)を考えなければいけないこと。
とにかく、クラスでの現状がどうなっているかが見えないので、私が授業を観察させてもらえないかどうか、週明けの月曜日に英語の先生に訊いてくるように怪獣に話した。
怪獣が先生に訊いてくれて、その先生によると、授業を観察するには大学の許可をもらわなければならないらしい。
どこに許可をもらいに行かなければいけないかがわからなかったので、大学の入学サービスの事務に訊きに行った。
入学サービスの事務の人は、
「英語の授業だから、英語の学部長の許可が取れればいいのだけれど、今までそのような許可がおりたことがないので、特殊教育の配慮を受けているなら、そこの担当者とまず話をしてそれから許可をとるか判断したらいい。」
と、アドバイスをしてくれました。
善は急げ…と、いうことで、
入学サービスの事務所へ行った足で、特殊教育サービスの事務所へ移動。
丁度昼休みに入ったところで窓口の人はいなかったけれど、窓口の前で座っていたら、たまたま通りかかった(多分)スタッフの一人が声をかけてくれたので、予約はとっていないのだけれど、怪獣が英語のクラスで問題を抱えていて、相談したいことを伝えると、担当の上司に取り次いでくれた。
その上司に、カウンセラーに呼び出されたいきさつや、英語のクラスで多分起こっているだろう2つの問題点を話すと、一緒に解決策を考えてくれることになった。
まず、スケジュールの書き込みなどの管理を徹底するために、今まで週1回1時間だった英語のテューターを週2回2時間に増やすことになった。
それに加えて、怪獣に毎回英語の授業が終わったらすぐ、連絡事項の聞き漏らしはないか誤解はないか確認するように指示。
英語の教師から連絡がないので、成績がどうなっているのかはわからないが、今まで未提出だった宿題をやり直しできないか問い合わせてみるということでした。
また、英語のテューターから、語彙が少ないという報告を受けていたので、語彙を増やすためのプログラムがないか、ラーンニング・センターに問い合わせてくれました。
とりあえず、上記の4つを試してみて、改善されるかどうか様子を見ようということになりました。
語彙を増やすためのプログラムについては、ラーンニング・センターで紹介してくれるので、帰りに寄るようにと言われたので、寄って説明を受けました。
ラーニング・センターでは、語彙を増やすためのゲーム形式の市販のプログラムがあるのだけれど、まずお試し版がネットにあるので、試してみて気に入ったら大学で購入したソフトがあるので、ラーンニング・センターに来て使ってください、と説明を受けて、お試し版のネットのサイトのURLをもらって帰ってきた。
高校の時のように至れり尽くせりじゃないけれど、何とかなりそうな感じなので、少しホッとしました。