2016年9月30日金曜日

Lighthouse(灯台)25
-White Rever Lighthouse-

 9月の第2金曜日にが仕事の休みを取ったので、灯台を見に行った。

 当初は夏休みにできなかったキャンプの代わりに、金・土で1泊2日の小旅行をする予定だったのだけれど、目的地の天気予報を見たら金曜日は曇りで、土曜日は雨だった。
 どうせ金曜日しか観光できないなら、1泊するのはもったいないという事で、日帰りの強行軍で行くことになった。
 家をでて30分位走ったところでデジ1を忘れてきたのを思い出したけれど、戻ると1時間のロスになってしまうので、今回はスマホのカメラだけで撮影した。

(↑オイルストレージ)

 今回行ったのは、ミシガン湖畔にある、White River、Little Sabel Point、Ludington、Big Sabel Pointの4つの灯台。
 元々の予定では4つの中では一番北のBig Sabelから訪れる予定だったのだけれど、スマホのナビを使ったら、一番南のWhite Riverを通って行くコースにガイドされてしまったので、逆の順番で回ることにしました。

(↑オイルストレージの入り口と内部に展示された資料)

 White Riverは1876年建造。
灯台守の住宅と塔が隣接した八角形の灯台で、クリームイエローのレンガ製。
現在灯台守の住宅の内部は資料館になっていて、メモリアルデー(五月の最終月曜日)の直前の土曜日から10月いっぱいまで、一般公開されています。


(←灯台近くの埠頭
右手奥に小さく灯台が写っている。
画像クリックで拡大します。)

 私たちが着いた頃くらいに最初のツアーが始まったようだったけれど、他にもあと3カ所の灯台を回る予定だったので、屋外の写真のみを撮って資料館やツアーには参加しませんでした。

 灯台の周りを暫く散策した後、次の目的地のLittle Sabel Point Lighthouseへ移動しました。

 

 

 

 

2016年9月24日土曜日

秋のテーブルコーディネート(テーブルデコレーション)2016

 9月に入ったので、ダイニングの飾り付けを秋仕様に変えた。

 今年のコーディネートは、2014年の秋の飾り付けの再現バージョンという感じで、テーマカラーも同じです。

(↑ビュッフェの周りの飾り付け)

 今年はテーブルの上に料理が置けるようにしたかったので、テーブルの上のデコレーションは極力シンプルにしました。

(↑一人分のセッティング)

 今回のデコレーションのために新しく買ったのは、木の幹の形のLEDのキャンドル×3、木製のキャンドルホルダー×2、ミラーの周りのガーラント、ナプキンの上に乗せている飾りで、殆どが昨年よりも前に買ったグッヅを使いまわししています。

(↑新しく買ったLEDのキャンドルとキャンドルホルダー)

 今回買ったLEDのキャンドル3つには、点灯消灯のリモコンがついていて、わざわざキャンドルのスイッチを一つ一つ入れなくてもOKなのはかなり便利。


(←上:サイズ比較のためのフォーク
下:LEDキャンドルのリモコン)

 LEDのキャンドルの点け消しは、柱状のキャンドルホルダーや皿状のキャンドルホルダーならそんなに面倒でもないのだけれど、筒状やカップ状のキャンドルホルダーの場合は中のキャンドルを取りだしてひっくり返さないとスイッチが入れられないので面倒。
(特にキャンドルと一緒にビーズなどの飾りが入っていると、飾り付けまで点灯するためにやり直しになる。)

 

おまけ:

(↑玄関ホールの飾り付け)

 玄関ホールにあるテーブルには、2014年のデコレーションでバッフェのデコレーションに使っていた造花で飾った。

 手前の木製のキャンドルホルダーは今回新しく購入したもの。

2016年9月21日水曜日

チレス・レヤーノ(メキシコ料理)


 9月の半ばになると紅葉もだんだん進んできた。

(←9月14日
ショッピングモールの駐車場で)

 8月にUPしたメキシコ料理の記事のコメントに、「そのうち落ち着いたらレシピを…」と返信したのに、アメリカの学校教育についての割り込み記事を書いていたら、記事をUPできるのが9月も下旬になってしまった。

 遅くなった上に、過程の写真がないのでわかりにくいのですが、よかったらトライしてみてください。

(←ポブラノペッパーの画像
ウィキペディアより引用)


・オリーブオイルはエクストラ・バージンがいい
・モントレー・ジャックチーズの代わりに普通のピザ用のチーズでもOK
・揚げ油は(私が作った時はショートニングを使った)
・小麦粉はポブラノペッパーにまぶすために使う。

 

材料(6人分)

・ポブラノ・ペッパー  ・・・6個
・ローマン・トマト    ・・・5個
・白玉葱         ・・・1/2個
・ニンニク         …1片
・オリーブオイル    …大匙1
・塩・胡椒        ・・・適宜
・モントレー・ジャックチーズ  ・・・シュレッドされたもの360㏄
・オレガノ         …小匙1
・卵L玉          …3個
・揚げ油         …適宜
・小麦粉         …適宜

(←奥:出来上がったチレス・レヤーノ)

 

出来上がり写真には、レッドライスとリフライドビーンズ(手前)がつけ合わせで写っています。

 

 

 

作り方

①ペッパーを炙る
ポブラノペッパーをコンロの火か魚を焼くグリルで表面が黒くなるまで炙る。

②炙ったペッパーを柔らかくする
炙ったペッパーをすぐに耐熱ガラスのボウルに入れて蓋(鍋のふたでも何でもよい)をし、10分間予熱で蒸す。

③薄皮をむく
柔らかくなったペッパーをキッチンペーパの上に置き、黒くなった表面の薄皮を向く
(完全にむけなくてもOK)

④ペッパーにチーズを詰める
③のペッパーに縦に切れ目を入れて、中の種とワタを取った後、オレガノと混ぜたシュレッドチーズを詰め、切り口を爪楊枝などで(揚げた時に中身が漏れ出さないようにするために)止める。

⑤ソースを作る
・トマトはヘタを取って荒く刻む、玉葱とニンニクも荒いみじん切りににして、トマトと一緒にミキサーかフードプロセッサーに入れピューレ状にする。
・小鍋にオリーブオイルを入れて中火で加熱し、トマトのピューレを加えて5分間煮詰める。
・塩と胡椒で味付けし、保温しておく。

⑥衣を作る
・卵の白身3個分をハンドミキサーなどで8分立てにする。(角の先が少し曲がるくらい)
・泡立て卵白に1個分の黄身を加えて更に3分間泡立てる。

⑦7衣をつけて揚げる
・フライパンに2.5センチくらい油を入れ、中火で180℃くらいになるまで温める。
・④のペッパーに塩と胡椒で味付けした小麦粉をまぶす。
・⑥の衣に小麦粉をまぶしたペッパーをつけて油で狐色になるまで揚げる。

⑧盛りつけ
・余分な油をきって、皿に盛りつけ、⑤のソースをかけて温かいうちに食べる。
(ソースをかけた後、シュレッドチーズ(分量外)をかけて食べることもあります。)

 

2016年9月18日日曜日

家庭菜園2016 その2
-初収穫と食害-


 インデペンデンスデーの休暇の時に定植した我が家の家庭菜園。

(←7月20日の菜園) 

 7月の中旬ごろまでは順調にそだっていて、バナナスクワッシュも色づいてきて、胡瓜も少しずつなり始めた。

 トマトは葉が生い茂るだけで、実はまだ殆どついていない状態。

(←バナナスクワッシュ
7月20日
もうすぐ収穫できそう。)

 芽が出て菜園に放っておいたら、勝手に根付いた玉葱も花が咲いて、夏中に種の収穫もできそうな感じになってきた。
(私は勝手に根付いたと思っていたのだけれど、後で怪獣が土に埋めていてくれたことが判明した。)

(←花の咲いた玉葱
7月20日)

 7月25日に、バナナスクワッシュと胡瓜2本を収穫。
今年の初収穫になった。
 胡瓜もバナナスクワッシュも、他にも小さい実がついていて、これからどんどん収穫できそうな感じ。
 トマトは相変わらず、葉が生い茂っているだけの状態だったけれど…

(←初収穫したバナナスクワッシュと胡瓜
7月25日)

 早速、胡瓜はサラダにして、バナナスクワッシュは炒め物にして食べた。

 一昨年はグランドホッグの食害に遭って、菜園に隣接するデッキの周りまでフェンスを張り巡らしたりして対策をしたのだけれど、今年は食害はないようで安心していた。

(←食害に遭ったトマト
水色の矢印の先が食べられた部分
7月31日
画像クリックで拡大)

 ところが、7月31日の朝、菜園をチェックしに行ったら、トマトと胡瓜が食害に遭っていた。

(。>0<。)エーン

 特に胡瓜のうち一株は、ほぼ丸坊主状態。

 これは放っておけない。
すぐにでも隣接するデッキの周りまでフェンスを巡らして対策しないと他の野菜も食害に遭ってしまう。

(←上:食害に遭った胡瓜
、水色の矢印の先
下:食害に遭ってほぼ丸坊主の蔓の拡大画像
7月31日
画像クリックで拡大)

 運の悪いことに(食べている動物にとってはラッキーなことに)、丁度が日本に一時帰国したばかりの時で、が帰ってくるのを待っていられないので、怪獣と私で急遽フェンスを巡らす事にした。

 昼の間は暑いので、夕方フェンスの作業をすることにして、夕方までは動物除けのスプレーを撒いて対策をした。
(↑の食害の画像で葉っぱやデッキについている白いカビのようなものが、スプレーが乾いた痕)

(↑フェンスの設営が終わったところ)

 

 一昨年に夫が作ったようには上手く行かなかったけれど、グランドホッグくらいの小動物には十分だし、が帰ってきたら補強すればいいか…
(鹿くらいの大きい動物だと一気になぎ倒されそうだけれど、鹿はデッキの上には上がってこれない。)

(↑フェンスと壁の間、フェンスの継ぎ目に挿した枝)

 フェンスと壁の間と、フェンスの継ぎ目がうまく覆えなかったので、剪定してファイヤーピットの燃料に使おうと乾かしてあった枝を挿して、小動物が入れないようにした。

 帰ってきたに見せて、「補強した方がいいんじゃない?」と訊いたのだけれど、面倒くさがりのは、「見た目は悪いけれど、大丈夫だろ」と、言って、そのままにしておくことになった。

 

 

 

2016年9月15日木曜日

沖縄(家庭)料理で食事会

 8月の最後の日曜日に、の日本人のバイク仲間夫婦(3組=6人)と沖縄料理で食事会をした。

(↑食事会に使ったテーブルコーディネート)

 当初は夫婦3組と独身者1人の7人のお客様の予定だったのだけれど、独身の方が来る途中で車が路肩に脱輪して泥にはまってしまい、抜けられなくなったので来られなくなったと連絡があった。

(↑料理を並べたところ)

 沖縄料理といっても、伝統的な行事の料理や宮廷料理のような本格的なものは私には技術的に無理だし、食材も揃わない。
 日本で買ってきた沖縄料理(家庭料理)の本を見ながら、こちらでも手に入る食材で作ってみた。

(↑スブイと鶏肉の煮物)

 料理はデザートも合わせて9品

・イナムドゥチ(沖縄風トン汁?)
・スブイ(冬瓜)と昆布と鶏肉の煮物
・フー(麩)チャンプルー
・ゴーヤー(苦瓜)チャンプルー
・ズッキーニのンブシー
・ソーメン(素麺)チャンプルー
・パパイヤのイリチー
・チンビン(デザート)
・シークヮサーの寒天ゼリー

(↑フーチャンプルー)

 イナムドゥチは豚肉の入った味噌汁で、材料に沖縄の食材のカステラ蒲鉾を使うのだけれど、手に入らなかったので、代わりに竹輪を使って作った。
(竹輪イナムドゥチの写真を撮るのを忘れてしまった。)

(↑左:ゴーヤーチャンプルー、右:ズッキーニのンブシー)

 ズッキーニのンブシーはへちまの代用。
インターナショナルフードのお店でへちまを見かけたのだけれど、あまり新鮮ではなかったので、皮をむいたズッキーニを使って作った。

(↑奥:ソーメンチャンプルー、手前:パパイアのイリチ―
奥のソーメンチャンプルーの方にピントが合ってしまっている(^-^;)

 パパイアのイリチ―に使った青パパイヤもインターナショナルフードのお店で見つけた。

 バイク仲間の奥さんのうち、一人はアメリカ人でビーガン(乳製品やハチミツなどの動物性由来のものは食べないベジタリアン)だったので、肉や魚などの材料を抜いて豆腐や油揚げで置き換えて、昆布と椎茸だしを使ったビーガン用の料理も1人分だけ別に作った。

(↑シークヮサーの寒天ゼリー)

 デザートはビーガンでも食べられるように、チンビン(黒糖味のクレープのようなもの)とシークヮサーの寒天ゼリーにした。

 こちらでは日本食でも食材を揃えるのが大変なので、沖縄料理はもっと揃えるのが大変じゃないのかと心配したのだけれど、冬瓜、苦瓜、へちま、ニラ、青パパイヤなどの野菜類は、東南アジアや中華料理の食材を売るお店で見つけられたので助かった。

 

 

 

 

2016年9月12日月曜日

怪獣、アイスキャンディ―作りにはまる


 8月の下旬に、無性にソーダ味のアイスキャンディーが食べたくなって、アイスキャンディーの型を買った。

(←購入したアイスキャンディーの型)

 ネットで拾ったレシピで作ることにしたのだけれど、材料にブルーハワイのかき氷シロップとサイダー(ラムネ)があったけれど、この辺にはどちらも売っていない。

(←ソーダ味?のアイスキャンディー)

 食料色素と砂糖で水色のシロップを作って、炭酸水とレモンのしぼり汁で代用して作ったのだけれど、レモン汁の割合が多すぎたのか、緑色のアイスキャンディーができてしまった。

味も期待したようなソーダ味にはならなかった。

(←オレンジドリンクで作ったアイスキャンディー)

 がっかりした私は再度挑戦する気になれず、型を放っておいたら、怪獣が興味を示して色んなものを凍らせてアイスキャンディーを作りはじめた。

 初めにやったのは、市販の果汁100%ジュースを氷らせて作るもの。
 100%ジュースは飲むときにはいいけど、凍らせると甘味が足りなかった。

 次に試したのが、粉末のドリンクを水に濃い目に溶かしたもの。
こちらは、結構美味しくて、怪獣も何度かリピートして作っていた。

(←オチャタ風味のアイスキャンディー)

 メキシコ人のPさんから、オチャタ(米の粉と砂糖と牛乳とスパイスで作る飲み物)のインスタント粉末をもらったので、オチャタ風味のアイスキャンディーを作っていた。

 もらった、インスタントのオチャタはシナモン風味だった。

(←オチャタのインスタント粉末の袋)

 オチャタの粉末は、袋の指示通りの配合で水に溶かして作ったので、この時も甘味が足りないように感じたけれど、怪獣は気にせず食べていたように見えた。

 けれども、怪獣は2度とオチャタの粉末でアイスキャンディーを作らなかったところをみると、どうやらあまり美味しくなかったみたい。

 はシナモン風味が好きではないので、オチャタ味にはまらなくてよかったのかも…

(←怪獣が再挑戦したソーダ味のアイスキャンディー)

 オチャタ風味の後には、ソーダ味のアイスキャンディーに怪獣が再挑戦していた。
 再挑戦した時は綺麗なブルー色に仕上がったが、炭酸水の代わりに普通の水を使って、レモンの量を減らしたので、味はソーダ味とは程遠い味になってしまっていた。

(←ルートビアで作ったアイスキャンディー)

 一番最近のは、ルートビア(炭酸飲料)で作ったアイスキャンディー。

 こちらは、ルートビアの飲み残しで作ったもので、炭酸が多すぎたのか、凍らせているうちに型から溢れて、冷凍庫の庫内がベトベトに…出来上がったアイスキャンディーもスカスカだった。

 これも、多分リピしないだろうと思う。

 アイスキャンディーなんて、液体を凍らせるだけで簡単じゃない?と思っていたけれど、普通のジュースだと甘味が足りなかったり、炭酸が強いとスカスカになったり結構面白い。

 怪獣が小学校生だったら、夏休みの自由研究に使えたのに…

 

 

2016年9月9日金曜日

ポケモンGO三昧だった夏が終了&秋学期のスタート

 アメリカの学校教育についての割り込みの記事が続いて、少し遅くなってしまったけれど、今回は夏休みを振り返ってみようと思います。

 今年の怪獣の夏休みは5月3日から始まり、は今年の夏は(春の学期で成績不良だった単位を取り直すためと、他の専門科目を履修するために)帰省しなかった。


(←5月下旬の図書館のグループ勉強室。
まだ、外の気温が低くて長袖のパーカーを着ている)

 怪獣は夏休みに講義を取らなかったので、(家にいて私と日本語ばかりで会話することになるので)英語力の低下を防ぐためと生活のリズムを崩さないために、5月の下旬から、市の図書館のグループ勉強室を借りて、親子で英語のリーディングとライティングの勉強をした。

 8月に入っての夏休みが取れたら、家族でキャンプ・デビューしようと計画をたてて、7月上旬のインデペンデンスデーには庭でキャンプの予行までしたのに…

 7月の下旬にの父が風邪をこじらせて肺炎になり、集中治療室に入院。
 が急遽日本に帰国したため、予約なしで買った航空券が高額だったこと、の実家のクーラーが故障して買い替えの費用を我が家が負担したことなどで大出費。
 そのうえ、夏休みに使うはずだった有給も使い果たしてしまったので、今年のキャンプの計画はお流れに…

(;д;)エーン… 

(←ポケストップの近くの遊歩道。
パトロール用の馬が繋がれていた。)

 その代わりといってはなんだけれど、7月の上旬にアメリカでポケモンGOの配信が始まって以降、怪獣と私はポケモンGOにはまっていた。

(←図書館近くの遊歩道。
小鳥の餌台からこぼれ落ちた餌を食べに来た鴨の親子)

 勉強に行っていた図書館の周には、ポケモンのジムやアイテムを貰えるポケストップが多くて、図書館の周囲をぐるっと周るだけで、10カ所のポケストップを5分以内で回れるため、図書館に行く前30分くらいポケモンGOをして、図書館で勉強している間にスマホを充電、勉強が終わったらまた30分~1時間くらいプレーして帰宅するというパターンが定着していた。

(←大雨の翌日、遊歩道沿いの川が溢れて遊歩道の一部が通行止めに)

 地域によって出るポケモンが違うらしいので、同じ場所をグルグル回っているだけ、週末は殆どプレーしない、おまけに完全無課金の私と怪獣のポケモン図鑑は夏が終わった時点で、90匹をようやく超えたところで、図鑑完成の2/3くらい。

 ポケモンGOって、地道に歩いて、ポケストップを回ってアイテムを集めで、ポケモンを捕まえていくという、単純なプレーをコツコツ積み重ねることで、無課金でもそこそこレベルが上がっていくという、努力が報われるタイプのゲームというところがいい。
 レベルを上げるためにギャンブル性の高いゲームに勝つことが必須条件になっていないこと。

 私は競争心旺盛ではないので、自分のペースでまったり遊べるところも気に入っている。

(←図書館近くに新たに設置された標識。)

 アメリカでも配信からすぐに大ブレイクして、社会現象にまでなったポケモンGO。

 怪獣と私が主にプレーしていた図書館の周辺も、真夏の昼間に外を歩き回る人の数が激増したり、新たな道路標識が設置されたり色々な変化があった。

 様々なメリットやデメリットが指摘されて、賛否両論のポケモンGOだけれど、我が家は怪獣との会話が飛躍的に増えたし、ポケモンGOのイベントに参加したり、ポケストップを回ることで史跡や今住んでいる所の観光スポット?などの新たな発見もあったし、この夏どこにも旅行に行けなかったので、ポケモンGOがあって良かった~と思いました。

 去年の夏、運転免許を取る予定だったけれど、車が故障して思ったように練習の時間が取れず、ラーンナーズ・パーミット(日本の仮免にあたるもの)の期限切れで免許の取れなかった怪獣
 今年こそ夏休み中に免許を取るぞ~!
と、5月、夏休みに入ってすぐに筆記試験を受けてパーミットを取って、図書館の行き帰りや買い物の時に車を運転させて練習したものの、1日当たりの練習時間が少ないためか、思ったほど上達せず、夏休みが終わるまでには免許の取得ができなかった。
 まだ、パーミットの期限はあるので、期限が切れる前までに何とかなればなぁ…と思う。

 怪獣のコミカレは、7月下旬~8月上旬に秋学期の登録や手続きや支払いを済ませ、(怪獣によると)8月の最後の週の月曜日から講義が始まるというので、学校に送って行った。

ところが!

講義が始まる筈の時間なのに、駐車場がガラ空き。
朝早い時間の講義ではあったけれど、いくら何でもここまで車が少ないのはおかしい。

 怪獣に再度スケジュールを調べさせたら、
「新学期は8月31日の水曜日からだった~
((^┰^))ゞ テヘヘ
だそうだ…

ヽ(´o`; オイオイ
学期の初っ端からこの調子かよ~
まあ、逆(月曜日から授業だったのに、水曜日にしか行かなかった)よりはマシだけれどさ…

ンモォー!! o(*≧д≦)o″))
しっかりしてくれよ怪獣

 

 

 

2016年9月7日水曜日

アメリカの学校教育について3
アメリカは学歴社会


 前回の記事の最後の部分で、アメリカの大学生のバイトや就活の事を少し書いたのですが、今回はそれと関連した学歴の話をしたいと思います。

 『自由の国アメリカ』『アメリカンドリーム』というイメージからすると意外に思われるかもしれませんが、アメリカはかなりの学歴社会です

 アメリカの社会が日本よりも学歴を重視する理由は主に2つあると思いますが、1つは、学歴がその人の能力をほぼ適正に反映していることです。

 ひとつ前の記事で書いたように、アメリカのハイスクール(義務教育)も大学も入学するのは難しくない(希望者にはできるだけチャンスを与える)けれど、卒業するのは難しいです。

 プラグマティズム(実際主義)の国であるアメリカの学校は、机上の勉強だけではなく実務も教育するので、日本の高校や大学と違って、頭がいい、暗記が得意、なだけではいい成績が残せないような仕組みになっています。
また、留年や飛び級の制度もあるので、卒業の資格や学位を持っているという事は、その人が卒業基準を満たす能力を持っていて、尚且つある一定の努力をしてきた事を意味します。

 ハイスクールを例にあげると、日本の義務教育終了(中卒)と違って、アメリカのハイスクール卒(の学位や資格)必要な年限を過ぎれば無条件に授与されるものではないです。
ある程度の学力やスキルの基準をクリアしていないとディプロマ(学位)もサーティフィケート(資格)も取ることはできないです。

 そのため、日本では高卒は専門学校卒などと同じ資格として扱われますが、アメリカではハイスクール卒(ディプロマ取得)は学位として扱われています

 アメリカは移民が土地を開墾して西へ領土を広げてきたパイオニア(開拓者)の国なので、社会共通の価値観として、ハードワーク(勤勉)や公平の精神がが高く評価されているため、高卒のディプロマ(学位)もサーティフィケート(資格)を持たずにハイスクールを辞めるドロップアウトは、(一見日本の高校中退者と同じように思えるかもしれないけれど、)アメリカはハイスクールまでは義務教育で、学費が無料、低所得者には(朝と昼の)給食費免除、不法移民の子どもですら高校に通って卒業できるし、障碍者への配慮も法律で義務付けられているし、学校に通えないならホームスクールでも単位が取得できるなど、本人の意欲があれば、学位か資格かが取れるようなチャンスが与えられる仕組みのため、ハイスクールのドロップアウト者は怠惰・素行不良と見なされて、社会保障(健康保険や失業者保険など)のない最低賃金の仕事に就かざるをえなくなるなど、就職や経済的にかなり不利になります。

 大学や短大の場合は修業年限がないので、入学したものの卒業できない場合は(私のように)長期休学していることになります。
 希望の学校や学部や専攻の単位を取るのが難しくて卒業できそうもない場合は、卒業単位を取るのが簡単な学校や学部や専攻に変更することもでき、その場合は同じレベルの学位でも、学歴の評価は下がります。

 裏返せば、ちゃんとしたカリキュラムのある学校で、(医学部など)レベルの高い学部や専攻で学位を持っていると、かなりの確率で高収入の職にありつける可能性が保障されています。

 アメリカで学歴が重視されるもう1つ理由としてあげられるのは、学歴が選別の目安(差別の隠れ蓑)として使われていることもあることです。

 この理由の背景について詳しいことを書くと、学校教育の話題から逸脱してしまうので、いつか機会があったら記事にするつもりなので、この記事では学歴が就職の際の選別にどのように影響しているかだけを説明します。

 アメリカは移民の国で(建前は)平等や公平を謳っているためなのか、求人の時に人種や年齢や性別で制限を設けることが禁止されています。
 企業に提出するレジュメ(履歴書)も写真の添付や年齢の記入を必須条件にできないことになっています。
(写真を添付させると性別や人種がわかってしまうし、ある程度の年齢もわかる)

 雇用者は自分たちに都合のいい条件の人を探したいわけで、意識的に差別するつもりはなくても、候補者が似たような条件だったら白人、男性、裕福な家庭の出身者、年齢がより若い人という条件のどれかがが採用の決め手になる傾向はあります。
 職歴からある程度の年齢、名前から性別を推測することはできても、裕福な家庭の出身者かどうかまではわかりません。

 その点学歴からは、どの大学を卒業したのかで、申し込み者の努力や才能もさることながら、経済的な背景を推し量ることができます。

 アメリカの大学(特に私立や有名大学)は学費が高いので、出身大学や学位で卒業までのお金を工面できる(そこそこの成績で経済的に裕福か、奨学金がもらえるほど成績が良い)事が推測できます。。
 例えば、アイビーリーグ卒の学生は白人の裕福な家庭の出身者が多いとか、ハイスクールのドロップアウトはスラム街の出身者や(アジア人以外の)有色人種に多いなど、出身校や学歴にはある一定の傾向があります。

 おまけに、学歴でふるい分けるのは能力による選別という大義名分があり、差別とは見られないメリットもあります。

 以上、3回に分けて一般的なアメリカの学校教育について書きましたが、伝えたい情報が沢山ありすぎて書ききれなかった部分もあるし、住んで経験してみないとわからない事も多いので、文字でどれだけ伝わったか、誤解を生んでいないか不安です。

 

 

2016年9月3日土曜日

アメリカの学校教育について2


 前回の記事では、義務教育の事について書いたので、今回はポスト・セカンダリー教育(義務教育終了後の進学)の様子を書いて行きたいと思います。

 今回の記事もそうなのですが、あくまで私の家族が経験したことを元に書いたもので、アメリカ全国で押し並べて同じ状況ではないです。

 前回までの記事で書いたのだけれど、アメリカのハイスクール(義務教育)の終了の仕方は3通りあって、1.ハイスクールのディプロマ(ハイスクールの学位)を取って卒業する、2.ハイスクール課程修了のサティフィケート(ハイスクールの終了証明書)を取得する、3.学位も終了証明書も取得せずに途中でハイスクールを辞めてしまうドロップアウト、のいずれかになります。

 義務教育終了後、大学や専門学校に進学できるのは、1のハイスクールの学位(ディプロマ)を取得しているか、2の終了証明(サーティフィケート)を持っている場合です。

 ハイスクールの終了証明(サーティフィケート)を受け入れない大学や短大もあるので、サーティフィケートの場合は、進学先の選択肢がハイスクールの学位(ディプロマ)を持っている人と比べると少なくなります。

 アメリカの大学は入試のないところが殆ど
 ハイスクール時代に受けるACT(学力試験、日本のセンター試験のようなもの)のスコアとGPA(学校の成績)で入学判定されます。
 中にはアメリカのハイスクールの卒業資格(またはハイスクール卒業見込み)だけで、入学判定なしで、申し込み者全員を受け入れるオープン・エンロールメントの大学や短大もあります。
 オープン・エンロールメントの大学とは対照的に、ハーバードなどのアイビーリーグの大学や有名校で入学希望者の多い学校は、SATのスコアとGPAの他に独自の試験を課している大学もあります。

 日本の大学と違って、アメリカの大学は入学金を支払うことは稀
(私立の一部の大学はあるかもしれない)
 アプリケーションフィー(入学手続きの料金)は払うけれど、日本の入学金のように高額ではないです。

 入学金はいらないところが大多数のアメリカの大学だけれど、授業料は日本の大学の授業料と比べると高額
 地域の差はあるものの、公立学校でも1学期間の授業料が日本円に換算して100万円くらいというところもザラ。
 アメリカは18歳が成人年齢なので、学費は学生自身が払うケースが大半。
 学生の多くが給付型の奨学金をもらったり、いい成績を収めて授業料免除(全額免除と部分免除がある)を受けたり、教育ローンを借りたりして賄っている。
 日本のように親が学費や大学の費用を払うのは稀で、親が援助しているというと、「なんて親切な親なの!」と関心されるか、「よっぽどお金持ちの家なのか?」と思われる。
(2016年のアメリカ大統領選挙の民主党の候補者選に名乗りをあげていたサンダース議員は州立大学の学費を無料にするという政策を掲げて、多くの支持者を得ていたのも、アメリカの大学の授業料が高額だから。)

 授業料は高額だけれど、公立の大学や一部の私立大学は住民料金(正規の授業料よりかなり安い)があったり、給付型(返済不要)の奨学金や授業料免除の制度が充実しているので、やる気と才能のある子どもが経済力がないために進学を断念することはほとんどないと思います。
 アメリカの社会のいいところは、(才能いかんに関わらず)やる気のある人にはチャンスが与えられるような風潮や仕組みになっていることです。

※細かいアメリカの授業料と単位については、以前に書いたこちらの記事を参照してください。

 入試もなくて入りやすい、経済的な負担も軽減してくれるアメリカの大学だけれど、学位を取って卒業するのは難しい

 アメリカの大学には日本の大学のように在学の年限がない
一度入学したら、他の学校に転校するか卒業するまでは在学生です。
 結婚や家庭の事情で休学して、十年以上経って復学することも可能です。
 また、卒業単位を満たせばいつでも卒業できるので、4年間のプログラムを夏休み返上で単位を取って3年で卒業したり、逆にパートタイムで在籍して8年かけて卒業してもOK。

 にもかかわらず、卒業するのが難しいのは、勉強の量が圧倒的に多いから。
 教科書や参考文献などの読書課題も膨大な量だし、小テストや定期テストもあるし、論文の提出もあるので、勉強の時間をしっかり取らないと授業についていけない。
 日本の(高校や中学の)定期考査の期間が(夏休みなどの長期休暇を除いて)入学から卒業までずーっと続く感覚だと言えばわかりやすいかもしれない。
 日本の多くの大学生のように、バイトとサークル活動に明け暮れていたら単位をとるのはまず無理だと思う。

 アメリカの学生も、バイトもするしクラブ活動(主にスポーツや芸術)もサークル活動もボランティアもするけれど、多くの学生が将来の自分の職業に関連していたり、就職に有利なバイトや課外活動をすることが多い。
 アメリカの企業は日本のように新人教育に力を入れないので、大学を卒業したら即戦力として働くことを求められる。
 なので学生も夏休みなどの長期休業中に就職したい業種や関連の業種でインターンのような形でバイトをして、学生のうちからレジュメ(履歴書)に書けるような経験を積んで行く。

 長くなってきたので、続きは次回に…