2010年1月31日日曜日

アメリカの大学のクレジット(単位)と授業料について


   1つ前の記事で、クラスのキャンセル(登録単位の抹消)について書いたので、アメリカの大学のクレジット(単位)と授業料について書きたいと思います。

 

 アメリカと日本の大学では、学期の仕組みも違うのですが、授業料や単位の仕組みも日本の大学とは違います。

 

 日本の大学では、授業料は学期ごとに納めるもので、その学期何単位取ろうが授業料は定額ですが、アメリカの大学では1単位(1クレジット)当たりの授業料の単価が決まっていて、沢山クレジット(クラス)を取れば授業料も多く払わなければなりません。

 アメリカの大学では、卒業のクレジットを満たしてしまえばいつでも卒業できるので、夏休み返上で学校に通って4年の大学を2年半くらいで卒業する事も可能ですが、卒業に必要なクレジット数は変わらないので、払い込む授業料は4年間大学に行っても、2年半で卒業しても同額です

 1クレジット当たりの単価も、大学によって値段の設定の方法が色々で、①フレッシュマンとソフモア(大学1・2年次)はジュニアとシニア(大学3・4年次)よりも1クレジット当たりの単価が安い学校もあれば、

(ここで、日本の感覚だと、
「じゃあ、やっぱり4年で卒業するよりも、2年半で卒業した方がお得じゃない?」
と、思ってしまいがちですが、違うんです。
アメリカの大学の学年は何年間大学に通っていたかではなくて、取ったクレジットの数で学年が決まるんです。
だから、1年2年とは数えずに、フレッシュマン、ソフモア、ジュニア、シニアと呼んでいて、クレジット数がソフモアの条件を満たしていれば、学校に入学して1年未満でもソフモアと呼ばれます。)
 
 ②フレッシュマンからシニアまで1クレジット当たりの単価が同じ大学もあります。
また、③同じ学期にクレジットを多く取れば取るほど1クレジット当たりの単価が割引になる大学もあります。
(沢山クレジットを取れば割引になる大学だと、短期間で卒業した方が授業料の合計は安くなります。)
他にも、④ある一定のクレジット数の間(例えば12クレジット~21クレジットまでの間)は取ったクレジット数に関係なく固定の授業料を設定してある大学があったり、
(固定の場合だと、固定の授業料で取れる最大の数のクレジットを取るのが一番お得)
と色々です。

 ⑤所属している学部で1クレジット当たりの単価が違う事もあります。
(これは日本でも、同じ大学でも医学部のほうが授業料が高かったりするのでわかりやすいと思います。)

 更に、⑥公立の大学などでは、入学時に行政区(市や州)内にレジデンシー(住民)の生徒(や保護者)と、そうでない生徒(や保護者)の授業料が違うことが多いです。
その地区で州税や市税を納めている人を優遇するためです。
(アメリカ市民と永住権保持者は、行政区内に住んで1年以上経てば住民授業料に切り替えることが出来ますが、留学生は何年その行政区に住んでいても、非住民授業料のままです。)

 クレジットの単価を↑の①~⑥のうちの一種類だけで決めている学校は少なくて、大体がいくつかを組み合わせて決めています。
私の現在通っている大学は、②、③、④、⑥に当てはまります。
とにかく、アメリカの大学の単位(クレジット)と授業料の関係は複雑です。

 入学金については、長くなったので、↓からどうぞ・・





入学金について

 

 ちなみに、アメリカの大学に入学金なるものは存在しません
(私立の大学には入学金のあるところもあるかもしれませんが、公立の大学で入学金が必要な大学は見たことがありません。)

 申し込み料金と言うのはあって、願書を出す時に納めるのですが、事務手続きにかかる費用のようなもので、大学によって値段が違います。
(人件費の安い田舎の大学だと安く、都会の大学だと高い事が多い。)
私の通っている大学では、海外から申し込む留学生でも100ドルくらいで、日本の入学金のように数十万(下手したら数百万)も払うことはありません。

 

 時々、留学斡旋業者で留学の費用の中に、授業料の他に入学金として数百ドル~数千ドルを計上しているところがありますが、申し込み料金にしては高過ぎる、本当に入学金なの?と感じることがあります。

2010年1月29日金曜日

ビザのステータス・チェンジ3(クラスのキャンセル)


 11月にビザのステータス・チェンジの申請はしたものの、学期の始まる1ヶ月前どころか、新学期が始まってもステータス・チェンジが出来なかったので、
とりあえず、留学生として必要な最低単位を登録して、授業料も留学生の料金で納めました。

 新学期が始まってからでも、登録調整期間なら登録したクラスをキャンセルして納めた授業料を返してもらえるのですが、それまでにビザの切り替えが出来る保障はなかったので、
「今学期も高い授業料を払って、フルタイムの学生で頑張るしかないのか・・・」
と、思っていました。

 授業料を納めて3日後の1月22日に、USCIS(移民局)の掲示板を確認すると、L2ビザが承認されていました。

 ただ、問題はビザのステータスはL2に切り替わっているものの、正式な証明書は弁護士の所へいったん郵送された後に転送されるので、届くには10日くらいかかりそうなこと、登録調整期間は5日後の1月27日に終わってしまうので、証明書が届くのを待っていたらクラスをキャンセルしても授業料の払い戻しが出来なくなってしまう事でした。

 もう1つ心配だったのは、正式な書類が届く前にクラスをキャンセルしてしまうと、手続き上の不具合(学校側の記録は留学生のままなので、必要単数を下回る登録だと移民局に通報されたり等のトラブル)が出ないかと言う事でした。

 要は「証明書が届くまでの間、留学生の必要単位を満たしつつ、登録を保留にする方法があれば良い」わけで、
結局、単位数を合わせるための「ダミー作戦」で時間稼ぎをすることにしました。

①キャンセルしたい単位数の分だけ、新たに学期の後半だけに開かれるクラスに登録する。(後半に開かれるクラスは受講する予定はない、ダミーのクラス)

②キャンセルしたいクラスの登録抹消をする。

③学期の後半にだけ開かれるクラスの登録調整期間の締め切りは3月上旬なので、それまでにステータスチェンジの手続きを済ませて、ダミーのクラスの登録を抹消する。

④学期が終わる頃には、キャンセルした単位の分、授業料が帰って来る
 
※日本の大学とは単位のシステムが違うので、↑の手順を読んでも???かも知れませんが、アメリカでは授業料を部分的に返してもらう事が可能です。

と、言うわけで、アメリカの単位のシステムの説明はまた次回・・・
 

2010年1月28日木曜日

ビザのステータス・チェンジ2


 私たち親子はFビザ(学生ビザ)でアメリカに滞在しているのですが、去年の10月にLビザ(社内転勤労働ビザ)を取ったので、 Fビザよりも条件のいいLビザの家族ビザをに切り替える申請をすることになりました。

 去年(2009年)の11月の初頭に弁護士を通して、FビザからL2(Lビザの家族ビザ)への変更の申請書類を提出しました。

 今回私たちの家族がUSCIS(U.S. Citizenship and Immigration Services 移民局)に提出したのは、I-797cと言う申請書、パスポートのコピー、Fビザのコピー、I-20(就学許可書)のコピー、I-94(入出国管理票)のコピー、申請料金でした。
(日本の移民やビザの手続きって面倒だって言われているけれど、アメリカの手続きだってかなり面倒。
移民弁護士がいなければ、とても自力では出来なかったです。)

 申請用紙を提出するとレシート(多分申請受理書)が送られてきて、そのレシートに書かれている受理番号をUSCIS(移民局)のサイトの掲示板に入力すると、自分のビザの手続きの進み具合をチェックすることが出来ます。
(インターネットのお陰で、自分のビザの進み具合を確かめるのにわざわざ電話をしなくてもよくなって、お金もかからないし、真夜中でもチェックできるので助かります。) 

 新学期(1月第2週からスタート)が始まる1ヶ月前までにビザの切り替えが出来れば、授業料が1/3になるのですが、弁護士に聞いても大学のインターナショナルオフィスのカウンセラーに聞いても、ビザのステータスチェンジには3ヶ月~6ヶ月かかると言う事ででした。

 当然、学期が始まる1ヶ月前までに間に合うはずもなく…
(長くなったので続きは次の記事で書きます。)

2010年1月26日火曜日

不景気の影響

 この間、ソーシャル・ワークのクラスで不景気と福祉について話しているうちに、大学と不景気の話になって、
講師が「今学期の生徒数は、大学始まって以来最多の学生数だ」と教えてくれました。

 不景気で職を失った人が、より高い学歴を取得して再就職するために大学に殺到しているらしく、私が通っている大学だけではなくて、他の州立の大学(授業料の安い大学)でも同じようなことが起こっているらしいです。

 廊下を歩いていても、奨学金やファイナンシャル・エイドのオフィスの前にはいつも長蛇の列が出来ていて、経済的に困っている生徒の多さを感じます。

 空き時間に勉強したくても、座る場所がなくて困っていたのですが、原因は今までにない数の生徒が在籍していたためだと言うことがわかって、不景気の影響がこんなところにもでているんだなぁと、感じました。

2010年1月24日日曜日

Sledge ridding (ソリ滑り)


ブログネタ: 「雪遊び」といえば何?参加数

 

 日本にいた時は雪があまり降らない地域に住んでいたので、雪遊びと言えば小さな雪だるまを作るくらいだったのですが、
この辺では雪が沢山降るので、「雪遊び」と言うと、やはり「Sledge ridding(ソリ滑り)」です

Snowball fight(雪合戦)は男の子がやっているのは見るけれど、女の子はあまりやっていないし、Snowman(雪だるま)も小さな子供のいる家の庭で見るくらいです。

 その点、「Sledge ridding (ソリ滑り) 」は年齢や性別に偏りがなくて、小さな子から、独身のカップル、親の世代まで楽しめるようで、公園に行くと色んな年代の人が滑っているのを見ます。
(高校生や大学生はスノーボードの方が多いですが、高校生や大学生でもカップルはソリの方が多いです。
ソリだと2人で一緒に滑れますから・・・(o^-^o))

さすがに高齢のおじいちゃんおばあちゃんが滑っているのは見ませんが、60代くらいまでなら孫と滑っている人もいます。

 いつもは雪が降ると、雪かきが面倒なので嫌なのですが、「ソリ滑り」をするときだけは、「雪の多い所に住んでいて良かった」と、思います。 

2010年1月22日金曜日

恐ろしくフレンドリーな国


  ブログネタ: 会計後、店員さんにお礼を言う? 言わない?参加数

 

(←スーパーのレジ。映画「You've got mai」lより)

 日本でいる時は、レジで"ありがとう"を言うと不自然なので、言わない事が多いのですが、

 無言でレジを通過する日本と違って、アメリカでは短い会話が続いた後に、最後にレジの人が"Thank you! Have a nice day."というので、つられてこちらも”Thanks/Thank you. You too.”と、言ってしまいます

 アメリカで暮らし始めた外国人が一様に驚くのが、「アメリカ人の人懐っこさ」なのではないかと思います。

 道ですれ違う人と目が合えば(見ず知らずの人でも)"Hello"や"Hi"と微笑みながら挨拶するし、スーパーのレジでも、"How are you?"と聞かれるし、レジが済むと"Have a nice day." と、言われます。

(←映画「Men in Black」より。Kがスタンドのオジサンに”Thank you.”と言っているところ。) 

 アメリカに来たばかりの外国人が、行き交う人や、レジでの挨拶を見ていると、
「見ず知らずの人とも、気さくに会話をするなんて、アメリカってなんてフレンドリーな国なんだろう!」
と、思ってしまうのですが、
暫くアメリカに住んでいると、これらの一連の会話はただのパターン化された挨拶で、
"How are you?"にどのような返事をしても、帰って来る言葉や反応が全く変わらないことに気がつきます。

 恐ろしくフレンドリーな国だと思っていたら、実は会話の内容が決められていて、それから逸脱して深い付き合いはしない表面的な文化だと言う事がわかってきて、ガッカリしたりします。

2010年1月20日水曜日

ボランティア活動


1月18日はマルティン・ルター・キングJr. の誕生日を記念する祝日でした。

 日本ではキング牧師といったほうが知名度があるかも、1950~1960年代にかけて、有色人種(主に黒人)の差別を失くすために、暴力を使わない運動のリーダーです。
1964年にノーベル平和賞を受賞、1968年にテネシー州で暗殺。

 キング牧師に倣って、社会を良くする活動をしようということで、近くの2つの大学が合同でのコミュニティー・ボランティアのイベントがマルティン・ルター・キングJr.の祝日(1月18日)に催されたので、参加してきました。
(↑ボランティア作業に別れる前の説明会)

 私はかなり内気な性格なので、ボランティア活動は大の苦手です。
おまけに、留学生は有償のバイトや仕事だけでなくて、無償の仕事やボランティア活動にも制限があって、出来る活動が細かく規定されているので、いままでボランティア活動には乗り気でなかったです。

 そんな私が休日を潰してまで出かけたのは、今セメスター取っているソーシャル・ワークのクラスのためです。
 ソーシャル・ワークのクラスではテストがない代わりに、クラスの時間外で1学期20時間ボランティア活動をして、その様子をレポートに書くことと、クラスでプレゼンテーションをすることが課題です。

 「言葉も上手く喋れないのに、なんとかなるのだろうか?」
と、心配していましたが、私が参加したのは、子どものゲーム(教材)を作るボランティアでした。
(↑ボランティアで作った魚釣りゲーム)

 今回のイベントでは、前もって登録して参加したした人にはディズニーランドのワン・デーパスが貰えたので、子供連れの家族が沢山参加していました。
ボランティア活動自体も、小さな子供にも出来る簡単なものだったし、(たとえご褒美のディズニーランドのチケットが目的だったとしても)小さな頃からボランティア活動に参加する機会があると言う事は良いことだと思いました。

 スポンサーの団体もディズニーランドのチケットを買うお金があったら、お金だけを寄付して人を雇って仕事をさせることが出来たと思うのですが、同じ仕事をボランティアでやってもらってご褒美という形でお金を使うと言う発想がアメリカらしいと思いました。

2010年1月18日月曜日

男の料理


 クリスマス休暇でが来ていた時に、ムール貝入りのパエリアを作ってくれました。

 今住んでいる所は内陸なので、新鮮な魚介類は手に入らない。
スーパーで売っている魚介類でかろうじて食べられるのは、海老とサーモンくらいで、どちらも冷凍物。
鱈やテレピア等他の魚介類は試してみたのだけれど、加熱しても臭くて食べられませんでした。
(タコヤキに使ったシーフードミックスは大丈夫でした。)

 ↑のような経験から懲りているので、が冷凍のムール貝を買うと言った時、しかも一袋が2ポンド(約1kg)とかなり多量だったので、あまり気が進まなかったのですが、が責任を持って調理すると言ったのでしぶしぶ購入しました。

 インターネットで調べたレシピで作ってくれたのだけれど、意外と美味しかった。
ムール貝は食べられることが判明。
まだ残りのムール貝が冷凍庫に残っているので今度作ってみようかしら…

 食べられるかどうかと言えば…

 アメリカ人は生卵を食べないので、日本の様にスーパーで売っている卵が期限内でも生で食べられるとは限らないです。
私は怖くて出来なかったのですが、以前近所に住んでいた母子留学のお母さんが、体をはって生卵の食べ比ベをして、生で食べられる卵を発見。
「○○スーパーで売っている、××銘柄の卵は生で食べられる。でも、他の卵だと、お腹が…」
と、教えてくれました。
お陰で、卵ご飯やすき焼きに使える卵がわかって助かっています。

 チーズも見た目は美味しそうなので買ったら、臭くて食べられなかったり、パンも美味しいものと不味い物があるし、サラダドレッシングもとんでもない味のものがあったり、買ったものの食べられなくて捨ててしまった物も沢山ありました。

 美味しいもの(食べられるもの)を見つけるには、体をはって経験してみるしかないなんて・・・
まるで私達の祖先が食べられるものと食べられないものを探した時を彷彿とさせて、アメリカでの食生活って結構サバイバルかも知れないと思いました。
 

2010年1月16日土曜日

返品OK大国、アメリカ


ブログネタ: 買った商品が故障!どうする?参加数

 買った商品が故障していたら…
当然、返品して同じ型ものと交換してもらうか、お金を返してもらいます。

 日本であまり返品の習慣はないですが、アメリカでは返品は日常茶飯事です

 買った商品が壊れていた、欠陥があった数が足りなかったなど、商品の品質が原因の場合ははもちろん、使ってみたけれど気に入らなかった、サイズが合わなかった、思ったより高かったのでキャンセルしたいなど、消費者側の都合でも、あっさり返品を受け付けてくれます
と、いうか、こっちが言わない限り理由なんて聞かれません。

 日本では、パッケージを開けてしまったりすると、商品に欠陥がない限り返品不可能ですが、アメリカでは、パッケージから出してしまっていてもOK。
 パーティー用のドレスなどは、タグをうまく隠して着て、パーティーの翌日返品する人もいるとか…

 そのせいなのか、一昨年のハロウィンの衣装を購入した時に、
「返品は購入の翌日のみ受け付けます。また、購入の翌日でもサイズが合わなかったり商品の汚れや破れ以外の返品は認めません。」
と、言う注意書きの紙にサインをさせられました。
 「いつでも返品OK」に慣れていたので、珍しいと思ったのですが、ハロウィンが終わったら返品に来る人がいるからだと気がつきました。

 使ってしまってから用事が済んだら返しに来るって、すごいです。
徹底してやったら、食べ物と消耗雑貨以外はお金を使わずに生活するのも可能かも知れません。

 日本では、パッケージから出された商品は売り場に並ぶ事はないか、あっても割引の対象になるのですが、アメリカではパッケージにテープで封をするなどして、再度売り場に並ぶのはよくあることです。
なので、買うときに注意しないと、誰かが使ったものを新品の値段で買ってしまうことになります。

 この間、靴を買いに行ったのですが、靴箱に入って売られている靴の底に泥が・・・
どうやら、誰かが履いて返品したものだったみたいです。
デザインは気に入っていたのですが、サイズが合うのがその返品されたものしかなかったので、買わずに帰りました。

今回の教訓:「返品OK大国アメリカで物を買う時は、返品されたものかどうかよく確かめる必要がある。」

2010年1月14日木曜日

Definitely,maybe


  去年のブラック・フライデーのセールでたったの2ドル98セントだったし、私好みの手の持ち主のあのライアン・レイノルズが主演だったので、迷わす購入してしまいました。

 2008年の作品。
日本では劇場未公開ですが、DVDは出ていて、邦題は「ラブ・ダイアリー」です。

 "The Proposal(邦題は「あなたは私の婿になる」)"のライアン・レイノルズが父親役、
"My Sister's Keeper(邦題は「私の中のあなた」)"のアビゲイル・ブレスリンが娘役です。

 離婚して別居している父親から、若い頃付き合っていた(元妻も含めた)3人の女性との馴れ初めやラブストーリーを聞くというストーリーです。

 ラブストーリーの部分は自然な感じで流れていくのですが、娘に若い頃付き合った女性の話を聞かせると設定がちょっと違和感があります。
 ラブストーリーを話すきっかけになった、学校での性教育もちょっと強引だし、何よりもストーリーの途中で、原題の"Definitely, maybe"という台詞が出てきてしまって、結末がなんとなくわかってしまう状態に…
 いつも邦題はピンと来ないものが多いのですが、この作品は邦題の「ラブ・ダイアリー」の方が良いと思いました。

 おまけに、結末が娘の視点から見たら、感情的に絶対にありえない結末。
は、
「こんなの、ありえないだろ~!」
と、結末を見ながら言っていたくらい、不自然でした。

 ラブストーリーの部分は結構良かっただけに、ちょっともったいない気がしました。
父親が娘に話すのではなくて、他の設定はなかったのだろうか?

2010年1月12日火曜日

新学期2010

 年が明けて、私は冬のセメスター(学期)が始まりました。
子供達は1月19日から後半のセメスター(学期)が始まります。

 子供達の学校はセメスター(2学期)制ですが、大学の1セメスターが4ヶ月毎の区切りで、実質的には1年間に3学期あるのとは違って、夏休みの期間を除いた1年をを2つに分けた(純粋な)2学期制です。

 中学校と高校の夏休みの期間は2ヶ月半くらいなので、大学の1セメスターの長さよりも、子供達の学校の1セメスターのほうが長い事になります。
丁度、毎年1月の中ごろ(マルティン・ルター・キング・ジュニアの誕生日の祝日をさかい)に子供達の後半のセメスターが始まります。

 学期が変わると、クラスが変わったり(通年でないものは学期ごとにクラスが変わる)、クラスが変わるので、時間割が変わったり、教室が変わったりします。
 前期のクラスの成績も締め切られて、補習を受けたり追試をうけたりレポートを出したりして成績を挽回することが出来なくなるので、学期の切り替わる前の2週間くらいは子どもたちも教師も忙しいです。

 私の方は、学期が始まったばかりなので、本格的な授業にはなっていないのですが、6ヶ月のブランクを経た後なので、予習(テキストを読んでいくだけ)で手一杯です。
 今学期の私の時間割はクラスとクラスの間に2時間とか1時間の間隔があって、学校にいる時間が6時間もあって、非効率的です。
夏の学期なら、図書館やカフェテリアで勉強も出来るのですが、秋・冬の学期は生徒が沢山で、図書館の机も満員の状態。
溢れた生徒が廊下に座って勉強している状態で、勉強のために座るスペースを探すのに一苦労です。

 学生ビザから夫の就労ビザの家族ビザへの切り替えがまだ出来ていないので、今学期までは留学生のステータス(12単位をC以上の成績を維持して、授業料はアメリカ人の3倍の額)でいなくてはいけないようです。
学期の初めの3週間のうちに、ビザの切り替えができれば、クラスをいくつかキャンセルして、授業料を減らす事も出来るのですが、アメリカの移民関係の事務処理には時間がかかるのが普通なので、ちょっと期待できそうにもないです。

 

2010年1月11日月曜日

うっかりミス検定


 を除く家族全員が学生なので、定期的にテストは受けているのですが、最近受けた試験と言えば…

 がACT(アメリカの大学入学の指標になるテスト。アメリカ版センター試験のようなものかな?)を12月11日に、
が運転免許の筆記試験を11月に、(ドライビングテストは1月15日に受ける予定)
私が去年の夏に受けたTOEICが最近のテストです。
怪獣は学校で毎週小テストのような物を受けていると思います。

 我が家の家族は粗忽者ぞろいなので、試験にはパプニングが付き物

 特に、私は必ずといって良いくらいテスト中に何らかのミスをやっています
普通自動二輪の実技の試験の時には、試験のコースを間違ってコースに戻るように指摘されたし、センター試験のときは、問題を丸々1セクション解答していなかったり、自動車の運転免許の実技試験の時には、クランクで接輪(縁石にタイヤが接触)しました(タイヤが乗り越えると失格)が、不思議とどの試験もギリギリのところでパスしている。

夏に受けたTOEICのテストでも、マークミスを2回もやって記入をやり直している間に時間切れになってしまいました。
(それでも、目標の800点はクリアできた。)

 運が良いのか悪いのか…┐(´-`)┌
 

普通の人は試験中にミスをすると、動揺して実力が発揮できなくなることが多いようですが、私は試験のたびにミスをしているので、ミスをすると自分の能力フル稼働でフォローをする体制に切り替わります。

 「うっかりミスをフォローして帳尻を合わせる能力検定」みたいなのがあったら、高得点を取れそうなんだけれど・・・
そんなのないですよね~(^-^;
あったとしても、何の役にも立たない気がする。

 

2010年1月10日日曜日

成人=法的な大人


ブログネタ: 「成人になればこれができる!」と思うのは何?参加数 

 成人になったら出来るもので最初に思いついたのが、
親の同意なしに結婚できる。」
「結婚の時でなくても自分の戸籍を作って戸籍の筆頭者になれる。(分籍)」
でした。

(←旧州会議事堂、ボストン)

 結婚が理由ではなくても自分の戸籍を作れるのを知ったのは、大学で「憲法概論」か「法学概論」の授業をうけていた時で、ちょうど成人を控えていたので印象に残っています。
(言い換えると、大学生になるまで知らなかった。
どうして日本の義務教育では、「成人したら、分籍できる」事や、「15歳になったら自筆証書遺言が書ける」事を教えないんだろう?)

 結婚と同時に両親の戸籍から抜けて新たな戸籍を作るのが一般的ですが、私もも結婚前に分籍を経験しています。
なので、私の戸籍の欄には「○○県××市◇番地(分籍後の自分の本籍地)の△△(自分の名前)の戸籍より入籍」と書かれています。
自分が筆頭者の戸籍から入籍(結婚)する人って珍しいと思うので、ちょっと気に入っています。

 アメリカでは成人の年齢は州によって違ってきます。
結婚できる年齢も、選挙権も州が違うと違います。
お酒の購入は、どの州も21歳未満は禁止のようです。
(未成年のお酒の購入は禁止ですが、飲酒はOKという州もあって複雑)
煙草は18歳未満には販売禁止という州が多いです。
お酒よりも煙草の方が若い年齢からOKなのは、煙草産業に携わる人の多いアメリカらしいと思いました。

2010年1月8日金曜日

タコヤキ作り in U.S.A.


   アリゾナのBさんから、タコヤキき器を譲ってもらいました。
Bさんは日本から持ってきたタコヤキ器を2台持っていたのだけれど、ヨーロッパに引越しするので、荷物を減らすために1台はガレージセールで売る予定だったのを、我が家にまわしてくれました。

 アリゾナから帰って、早速タコヤキを作ってみる事に…

が、アメリカでタコヤキを作るのは初めてで、作り方がよくわからない。
日本にいた頃は、タコヤキの粉で生地を作っていたし、天かすもソースも市販のものを使っていたので、小麦粉から作る時の生地のレシピがわからない。

(←生地作りに使った小麦粉。
アメリカで普通に売られているオールパーパス・フラワーは中力粉なので、タコヤキには使えないので注意。
天かすにもケーキフラワーを使いました。)

 インターネットで生地のレシピと天かすのレシピを見つけて、早速挑戦することにしました。

生地のレシピ(約80個分)

ケーキフラワー(薄力粉) ・・・280g
ベーキングパウダー   ・・・小さじ2
砂糖          ・・・小さじ4
塩           ・・・小さじ1
醤油          ・・・小さじ4
だし汁         ・・・1000cc
牛乳          ・・・ 200cc
卵           ・・・4個
(ウェブサイト: 
http://www.eonet.ne.jp/~taronaniwa/tako.html 
を参照。
ウェブのレシピでは、だし汁1200ccでスキムミルク大さじ4になっていましたが、スキムミルクがなかったので、牛乳200ccにして、だし汁を1000ccに減らしました。)

天かすのレシピ

小麦粉     ・・・1カップ
水        ・・・1.5カップ
卵        ・・・1個
(ウェブサイト: 
http://www.geocities.jp/taka_yome_yuyu/gohan/rice/wasabitanuki.html
を参照。
ウェブのレシピには切りイカの粉大さじ3も書かれていましたが。切りイカの粉がなかったので、割愛しました。)

具の材料を適当な大きさに切って・・・
蛸だけ単品で売っていなかったので、冷凍のシーフードミックス(烏賊、海老、蛸、蟹カマ)を使いました。
紅しょうがは日本から持って来たもの、ネギはグリーン・オニオンで代用しました。
その他には、コーンの缶詰とカマンベールチーズを用意。

いよいよ焼きに入ります。
油引きがなかったので、化粧用のコットンにサラダ油をしみ込ませて代用しました。

(←生地を流して、具を入れたところ)

 日本とアメリカでは電圧が違うので、変圧器を使うほうが良いのですが、我が家にはW数の大きい変圧器がないので、直に繋いで使いました。

 我が家では精密電子機器かモーターの付いているものでない限りは、日本から持ってきた電化製品も直に繋いで使っています。
(夫が電気関係の仕事をしていたので、夫が変圧器なしでも使えるものと、使えないものの分別をしてくれています。
万が一壊れても、夫が直してくれるので大丈夫です。)

(↑ひっくり返している所。
竹串はバーベキュー用の竹串で代用したので、かなり長くて扱いにくかったです。)

(←出来上がり)

 紅しょうが以外は、アメリカに売っているものでなんとかタコヤキを作るのに成功しました。

 

 味もちゃんと日本のタコヤキで、美味しかったです。

 ※多分、「紅しょうが」も大き目のアジアンフードを売っているお店ならあると思います。
 
 

2010年1月6日水曜日

個人と家族

 アメリカでも、新年にその年の決心を決める、New Year's Resolutionという習慣があって、日常会話でも「あなたのNew Year's Resolutionは何?」と聞かれる事もしばしばです。
特に、新年が始まってからの新しいクラスの自己紹介の時などは、自分の名前の他にNew Year's Resolutionを言うように、講師が指定してくることもあります。

 日本でもアメリカでもポピュラーな「新年の抱負(New Year's Resolution)」ですが、実は私は「新年の抱負」というものを決めるのが苦手です。

  ブログネタ: 2010年、今年の抱負を一言どうぞ!参加数

 やりたいことは沢山あるのだけれど、沢山ありすぎて整理が出来ないまま1月が終わってしまって、あとはナァナァになってしまう。

 かれこれ数十年余、新年の抱負がナァナァなままで暮らしてきたけれど、やりたかったことはちゃんと実現してゆくので、困った事はないです。

願い事は、口に出すと実現しない」と、自分なりのジンクスみたいなものがあって、目標を形にするのに抵抗があるからかもしれません。
好意的に考えると、「不言実行型」と言えなくもないですが、計画に沿って物事を実行するのが苦手な「型破り型」と、言った方がぴったりかもしれない。

 と、言う事で、私個人の新年の抱負は「未定」です

 曖昧な私の新年の抱負とは対照的に、家族の今年の目標は年が変わる前から決まっていて、
住宅購入して家族で一緒に住む
です。
2005年に留学して以来、は日本で私と子どもはアメリカでの離れ離れの生活だったので、今年こそは「自宅」と呼べる場所に住んでみたいです。

  

2010年1月5日火曜日

クリスマスブレーク終了

 子供達は今日(1/4)から学校が再開しました。
アメリカの冬休みは、お正月をお祝いする習慣がないので短いです。

 通常は1月2日から学校がスタートなのだけれど、今年は1月2日が土曜日だったため、週明けの4日からのスタートです。
日本では、正月三が日のうちに登校なんて考えられなかったので、最初は戸惑いました。

 私も長かった6ヶ月のバケーションが終わって、(多分)明後日から授業がスタートする予定です。
半年のブランクの後で、果たして授業について行けるのか?
いまいち不安です。
 

2010年1月3日日曜日

Always


 邦画の「三丁目の夕日」の方ではなくて、スティーブン・スピルバーグ監督の1989年の映画。
"A Guy Named Joe"(1943年)のリメイク版だそうです。
"A Guy ..." の方は、主人公が第二次世界大戦の戦闘機のパイロットの設定らしいですが、"Always"は、山火事の消防飛行機のパイロットの設定です。

 

 登場人物の名前は"A Guy ..."の登場人物の名前そのままで、ストーリー展開もほぼ一緒。

 消火活動の最中に事故で死亡したピート(主人公)は、新米の消防飛行気乗りテッドを指導する守護天使になって働く使命を受けます。
 テッドがピートの生前の恋人ドリンダに恋してしまい、ピートは複雑な心境に…

 全体的に映像が綺麗な作品でした。
山火事の現場の上スレスレを飛行するシーンや、燃えさかる炎の中から脱出する飛行機のシーンが迫力があったし、
ピートが初めて単独飛行に成功した麦畑のシーンや、ドリンダがゴーストのピートとダンスを踊るシーンも綺麗でした。

 また、この映画で天使ハップの役を演じている往年のオードリー・ペップバーンはこの映画を最後に女優業を引退しました。
(その後、ユニセフの活動に携わって、93年に大腸癌で他界。)
 年をとっても妖精のような華奢な感じが、天使役にぴったりの雰囲気でした。

 最後にピートがドリンダにお別れを言うシーンの台詞は(英語で聞くと)すごく感動的。
主人公のピ-トが(死んでも)心からドリンダを思っている気持ちが伝わってきて、泣けてきました。 

 日本語の字幕や吹き替えがどうなっているのかよくわからないのですが、日本ではこの映画の評価や知名度が低いのが残念です。

2010年1月1日金曜日

Happy 2010!


  あけましておめでとうございます

 昨年中はお世話になりました。
今年もよろしくお願いします。

 年を跨いで旅行した去年とは対照的に、今年は自宅でのんびり年越しになりました。

 2010年は忙しくなりそうですが、今まで通り定期的にブログの更新をしていけたらと思っています。

追記:今年は2010年代に突入と言う事で、カウントダウンの番組も新しいディケイド(10年)をしきりに強調していました。
テレビのカウントダウン中継で、恋人や家族が初キスや初ハグで新年をお祝いしているシーンが映し出される中、私達はちょっとテレながらテレビを見つめて、小さな声で「あけましておめでとう」というだけでした。
テレビの向こう側とこっち側で、日米の文化の違いを、見たようでちょっと面白かったです。